「見出し」と「記事タイトル」の関係とは。記事を書き始める前に知りたい紙面とwebの違いについて

こんにちは、tikoです。
この記事では、web上で記事を書く上で、基礎知識として欠かせない「見出し」について触れていきます。
見出しについて正しく理解して、記事の構成や、ウェブページとしての構造がわかるようになると、SEOに対する理解も深まります。
わかってしまえば簡単な内容ですので、サクッと読み進めていって下さい。
見出しとは?
見出しとは何かと言うと、記事を読みやすくするための「段落のタイトル」のようなものです。
具体的にこの記事で言えば上の「見出しとは」と書かれていて、文字が大きくなっている部分のことですね。
新聞でも本でも何でもそうですが、ある程度の長さを持った文章では、ただただ文章を書き連ねていくだけでは読みにくく、改行を入れたり、行間を開けたりしますよね。
まず記事の全体を表す記事タイトルがあり、冗長な文章にならないようにそれを大きく3つの段落に分割して、それでも長くなる場合はさらに段落の中で複数のブロックに分けたりします。
それぞれの段落を一言で表したものが、見出しというわけです。
ちなみに論文などのお固い話をすれば、文章のくくりは大きなものから順に、章、節、小節、項、段落、文、文節、語・・・と呼びます。
大見出し、中見出し、小見出しとは?
見出しは、更に「大見出し」「中見出し」「小見出し」という呼ばれ方をして区別されることがあります。
これらは単純に、紙面、web上に関わらず、記事のなかで最も大きな文字で書いてある見出しが「大見出し」、中くらいの見出しが「中見出し」、小さな見出しが「小見出し」という呼ばれ方をします。
新聞を見てみると、わかりやすいかと思います。
最も大きな文字がニュースのタイトルで、二番目に大きい文字は段落ごとのタイトルということで、ひと目で直感的に分かるようになっているはずです。
新聞もこれまで多くの時間をかけて、情報が人の目で見てすんなりと入ってくるように見やすいように、脈々と改良されてきていますので、今私達が目にするのはその完成形というわけです。
そして、ここからwebページ特有の話になってくるのですが、web上の記事は、新聞のように大きな視野で見られるものではありませんよね。
多くが小さなスマホの画面、もしくはタブレット上で展開されるものであると思います。
そのため、記事は巻物のように縦長の形をとります。そのため新聞のように、一度に全体を俯瞰できるものではなく、上から順番に目にしていくものになります。
新聞には新聞の、webページにはwebページの、見やすい記事のセオリーというものがあるわけですね。
そしてweb上の記事の場合「大見出し」というのは「記事タイトル」を指します。
検索エンジン上で表示され、SEOに最も大きな影響があるのがこの「大見出し」すなわち「記事タイトル」です。
h見出しについて
呼び方は「大見出し」ですが、検索エンジンのロボットがどうやってこの大見出しを区別しているのかというと、<h1タグ>になります。
web記事をコンピュータ上で翻訳するためのhtml言語では、h1タグで括られた部分が記事タイトルになり、h2タグで括られた部分は中見出し、h3タグは小見出し・・・というように、どんどん小さな見出しを格納していく入れ子のような構造をとります。
h6まであり、これに準拠した呼び方で「h1見出し」「h2見出し」・・のような呼ばれ方をすることもあります。
コンピュータは人の目のように記事を読むわけではなく、htmlというコンピュータ独自の言語を使って記事の構造を読み解くため、検索エンジンからの評価を得やすくするためには、この「コンピュータの目」というのも理解しておく必要があります。
記事作成をするエディターによっては、これらを理解しなくても執筆が可能ですが、最低限これくらいは押さえておきましょう。
見出しの重要性を理解しよう
コンテンツは内容が命であることは改めて言うまでもないことですが、見出しを適切に活用して人の目から、あるいはコンピュータの目から「見やすく、わかりやすい」構造となっていることは優れたコンテンツに必須の条件です。
逆に言えば、多くの人に支持され、上位表示されているコンテンツは見出しを的確に使用しているということです。
記事タイトルはキーワードを含め、記事内容全体を的確に表すものであること。各見出しはそれに準じて、タイトルの次に重要な情報を盛り込んでいること。
見出しを細かく区切り過ぎていたり、小見出しの中に更に小見出しを大量に入れたりといった、人の目にも複雑で分かりにくいような構造はコンピュータにとっても評価を落としてしまう要因となりえます。
検索エンジンの進化によって、人とコンピュータの目線が徐々に近づいてきてはいますが、webを正しく使いこなし、最大限の効果を上げるためにも見出しについて学び、理解を深めておきましょう。
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