育児のために残業を「月60時間以上」から「0時間」に減少させた具体的ノウハウについて

こんにちは、tikoです。

今回は、月に60時間あった残業を撲滅した具体的な体験談・実践した方法について書いていきたいと思います。

私は、家族や自分の時間を大切にするために、サラリーマンの方であればまずはともかく、残業時間を0にすることをオススメしています。

理由は、転職・退職などのハード的な変更(これらは大概、大きな決断)をしなくても、あなたの人生をダイレクトに、劇的に変化させることができるからです。

わたしの場合は子どもが生まれ、子育てをしたかったからですが、副業を実践するためでも、パートナーや家族との時間を増やしたいからでも、すぐにでも自由な時間が必要になる事情は、ある日突然やってくるものです。

あなたが残業を月に何時間されているのかわかりませんが、単純に月の残業時間がそのまま、あなたの自由時間になると考えるとどうでしょう?

それだけでも、あなたの人生は確実に、堅実に改善できるはずです。

そのために私が実際に実践して、月60時間以上していた残業を0時間に「完全撲滅」した方法についてお話をしていきたいと思います。

最初に立ちはだかるのは心の壁

いきなり精神論的な話?と思われるかも知れませんが、断言しましょう。実はこれがイチバンの問題です。

 

 

心の壁というのは、あなた自身の心の問題と、同僚や上司の方の心の問題、両方を指します。

 

一般的な日本の企業であれば、残業をせずにさっさと帰ってしまうことに対して、自分の場合は申し訳なさ、他人の場合は疎ましさを感じてしまうのが、残念ながらまだまだ多数派の考え方です。

私の会社も例に漏れず、昔ながらの雰囲気が強く残っていて、私自身定時上がりすることに最初、強い抵抗を感じました。

しかし、その形のない無言のプレッシャーこそが最も、大きな壁になるのです。

自分の中の抵抗は、まず最初に払拭しましょう。

一番いいのは「私はこれから定時に帰ります」と、周りにアナウンスすることです。

 

 

これによって、自分の中でもある種の「覚悟」が生まれます。

 

もちろん、アナウンスの仕方には工夫が必要です。そうしなくてはならない正当な理由と、必然性。

私の場合は、実際に私が定時上がりして子育てをせざるを得ないような状況だったから、それを周囲に繰り返し伝え、理解をしてもらえるように努めました。

特に理由がなくても、また会社に表向き言えないような理由があるとしても、正当性のある理由は必要です。

私の友人などは、毎回「デートです」と言って早々に定時上がりしていたとか・・・人の恋路は野暮、詮索もされずによい口実になったと言っていました。笑

ただ完全に嘘をつくことは、あなたの良心の呵責もあると思いますし、健全な精神に作用する悪影響、習慣性などを考えると良くはない、と思います。

ですが、あなたの人生にとって良いことをするためなのであれば、それはあなたにとっての正義。

なので、完全な嘘ではなく「少しばかりの誇張」をおすすめします。

ちょっと横道にそれてしまいましたが、周囲への宣言を通して、自分の中でも決定事項にしてしまう。

それでまずは、あなたの中の迷いを吹っ切りましょう。

最初は抵抗もあるでしょうが、じきに軟化していくので恐れることはありません。

自他共に認める「定時で上がるキャラ」になるのです。

仕事のメインを前半に全て持ってくる

そして、全体的な仕事の段取りの方法です。

勤務時間中、どこまでにその日の仕事を切り上げるか、なんとなくでもあなたは決めているでしょうか?

決めていない、というのは問題外として(過去の私がこれでした。笑・・・締め切りを設けなければ仕事は無尽蔵に降りかかるので、当然ですね。・・・当時はそれを良しとしていた面もあるのですが)、定時までに終わらせる、というのはまだまだ甘いですよ。

「勤務時間を半分にしたうちの、その前半まで」にまとめてしまう意識を持つのです。

夜勤や夜型の勤務でなければ、普通ならば正午12時まで、というわけですね。

お昼ごはんを食べに行くまでに、その日の仕事をある程度片付けるという意識を持ちます。

「できるわけがない!」とあなたは思うかも知れません。実際、昔の私が聞いたらそう思ったかも知れません。

しかし、具体的な工夫の仕方はいくつもあります。

例えば・・・

電話はデスクで行わず、歩行中などのスキマ時間に行う(デスクワークで電話は片手が塞がって効率が落ちるため、なるべくしない。割り込み案件も減らせるし、電話時間を区切る訓練にもなる)。

メールは書き手と読み手双方が時間を取られないようにシンプルにするよう心がける(電話とメールどちらを重視するかは相手によるが、基本的にはリマインダの役割)。

会議は開始時間だけでなく終了時間も決めて周知しておく(区切った時間の中で話し合うことで内容の優先順位付けが自然になされ、集中力も高まる)。

スケジュールは掲示板やタスクソフトで可視化して情報共有する(自分や相手が何をしているかをお互いに把握することで、毎回時間の摺合せを行わなくても済むようになり、締切までの緊急度もわかる)。

などなど、これだけでいくつも記事が書けてしまいそうなほど、工夫の余地は意外とたくさんあります。

何より、時間が半分しかないという前提に立てば、自ずと仕事の進め方や効率に工夫を凝らす必要性が出てくるし、短い時間でギュッと集中しようとすることでパフォーマンスも上がるのです。

コツは朝一、勤務時間開始時の一番リソースが潤沢にある時間帯に、抱えている仕事を見直して、明日以降も含めたその日のスケジュールを決めてしまうことです。

この段取りを行う上でもっとも重要なのは、仕事の優先順位付けです。

仕事に漏れが無いように、今日やらないといけないこと、明日で良いこと、来週で良いこと、来月で良いことを毎日、メモ帳で確認します。

私の場合は「自分でやること(頼んだこと)」「誰かに頼まれたこと」を、常にリストアップして毎朝、進捗をチェックしていました。

そのほか、

 

 

今何を抱えていて、それぞれ締切がいつなのか。それまでに、何をすることが必要なのか・・・

抱合せで行えることはないか。繰り返しになってしまうことはないか。無駄があれば、削れないか・・・

滞留している仕事があれば、その原因はなんなのか。他にもっとよい方法はないか・・・

他の誰かに任せたほうが、効率よく行えることはないか・・・

 

などを見直して、仕事の進め方を常時、効率化します。

限られた時間をやりくりして最大の効果を挙げようとすることで、ものごとの最適を常に意識するようになり、色々なことに応用できる思考力がだんだんと身についていきます。

残業が減らなかった私にいちばん足りなかったもの

過去、残業をしていた私に足りなかったものは色々あったと思いますが、最も足りなかったものは、時間を区切るという意識です。

細かなものごとに、ひとつひとつ何時までに集中して区切りをつけようという強い想いが不足していた。

それを達成するのに、自分のやり方を見直したり、誰か得意な方に頼るということを余りしてこなかったのです。

そうそう、休憩時間を削ることは良い手段とは言えませんよ。

脳が集中状態を保てるのは45分とも、15分とも、8秒(!)ともいわれています。

そのため、あなたが普段どれくらい続けて良好なパフォーマンスを保てるかを把握して、それに合わせて意識的に休憩を取り入れましょう。

もちろん、休憩時間もきちっと区切って、メリハリをつけて集中することです。

仕事はほとんどの場合、誰かと共同で進めることですので、その誰かとうまくコミュニケーションを図ることも非常に重要です。

そのためにお願いごとをしたり、されたりがスピーディにできるような関係性を築けるように努力します。

そして、その「必死さ」や「本気度」に、少しずつですが理解を示してくれる方も必ず現れてきます。

自分や周囲の心の壁を少しずつでも溶かしていくのは、長い時間をかけて積み重ねた行動のみです。

私の経験上、最も風当たりが強いのは働き方を変えた直後ですので、そこだけはある程度の忍耐が必要かも知れませんね。

 

メンタルを鍛えることは、あなたにとって必ずプラスになってきますので、くれぐれも無理しない範囲で頑張っていきましょう。

そのうちに過去の私のように、それまでに見えていなかった視界が突然開けてしまうこともあるかも知れません・・・

以上、あなたにとっての何かのヒントになれば幸いです。

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