新年のご挨拶に、家族みんなで初詣に行ってきました

こんにちは、tikoです。
このたび新年ということで、家族で近所の神社に初詣に行ってきました。
まだ娘が小さくてあまり遠くに行けないということもあり、話題性があって人が何千万人も集まるような有名な神社ではなく、住んでいる家の近くの小さな神社です。
まずは家族で揃って、健康でいられることに感謝を。そして、これからの私のビジネスの展開、まだ見ぬお客さんとのワクワクするような未来を夢見て、たくさんの希望を胸に行って参りました。
多くの人の立ち並ぶ参道
小さな神社といえども、元旦ともなると人がたくさん集います。
私たちが到着した時は神社の外まで行列が続いていて、いつもの様子を見ていると、その違いに驚かされます。
もしも神様がビジネスマンだとしたら、一年に一回の特大かき入れ時、ですね。
google mapで混雑具合を確認してみたところ、棒グラフの上が見えない。いったい平時の何万パーセントなんだろう・・・笑
少しずつ、少しずつ進んでいく行列の中にいると、いろいろなものがいつもよりもじっくりと見物できます。まずはこちらの楠(クスノキ)。
これ、樹齢約370年だそうで・・・写真だと壮大さがいまいち伝わりにくいんですけど、とりあえず首は90°以上曲げないと全長が見えません。
ただの1本で森をつくっているかのようです。圧巻。
今住んでいる土地には樹齢100年越えの巨木がそのへんに普通~にあって、歴史の重みを感じずにはいられません。京都にはこんな感じの大樹はあまり無かったかな・・・なかなか新鮮で、面白いです。
そして、私が最も好きな神社ポイントの一つである、木彫り細工。
亀と風雲、狛犬と蓮のおめでたいモチーフで、透かし彫りの造形が見ごたえ十分です。こういった木彫り細工が私はとても好きで、神社で見つけるとついつい魅入ってしまいます。
この下に、手水場(ちょうずば)といって手を洗う場所がありますが、行列からはあまり人が向かっていかなかったですね・・なにしろ元旦、水は氷のように冷たいですからね。
水を吐く龍の横顔もなんとなく寒そうで、少しばかり寂しげに見えました。
拝殿で去年の感謝を
30分程度並んで、ようやく拝殿につきました。
写真は初詣のときに撮ったものではないので空いていますが、この参道は人であふれかえっていて、鈴も1本のみであるため、結構待ちました。
拝殿の下の方にも、木彫り細工がありました。
こちらは着色もしてあって、うーん、エキゾチック。
右端の白象がなんともいえない良い味を出しています。なんといっても表情が嬉しそうでイイ。
拝殿に向かう途中の神楽殿も、極彩色の飾りと金箔で染め抜かれた松の襖(ふすま)のコントラストがイケてます。
こういう美的センス、昔の人はどんな想いで作ってきたのでしょうか。
一説にはやはり、極楽浄土をイメージしていたのだとか。つまり理想郷ですね。現代も1,000年の昔も、幸福を求めてやまない人々の姿は同じというわけですね。
鈴を妻と娘と一緒に鳴らす時、自然に感謝の気持ちが湧いてきて、内心驚きました。
いろいろなものが激しく移り変わった2018年でしたが、こうして新天地で家族揃って新しい年を迎えられたというだけでも、大きな感謝を持って受け入れるべき状況ですからね。
そして、全てが順風満帆とまではいかなくとも希望を持って、楽しくなる予感を胸に新しいことに挑戦できている日々があります。これはとてもありがたいことですよ。
このように感じ入ることができるようになったのも、少しは自分も成長できている証なのかな、なんて少しだけ自分を褒めてあげたい気持ちに浸ったり。
そういえば、神社は多くのトップアスリートや、名だたる経営者、果ては戦国武将なんかも信頼をおく場所であることはご存知ですか?
彼らはここで祈ったり、寄付をしたり、詣でることをすることによって、重要な判断を迫られる戦局で、明鏡止水の揺らがぬメンタルがもたらされることを経験的にわかっていたのです。
それは決してオカルティックな話ではなく、脳科学的にも解明されている話ですが、自分の判断に自信を持つためには、誰よりも、他ならぬ自分が自分の評価(このような場面では徳と呼ばれます)を高く持ち、信じている状態である必要があります。
そのために、神社での行いは神様との対話であるわけですから、他の人に知られない=つまり、自分の中でだけの善行となるのです。これを陰徳といったりしますが、それが無意識の自己評価に深く関連するのだとか。
なかなか、興味深いと思いませんか?
価値の提供をするために、まずは自分自身が救われた状況になるべきだと、私はつねづね思っています。そのために必要な技術と知識については、今後も磨き続けて、それを必要とする方には惜しみなく提供していきます。
縁あって関わった人に、手のひらいっぱいの価値を。自分を起点として、いい空気の循環を起こしていけるように、今年も頑張っていきましょうね。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません