tikoのロゴデザイン紹介・・・モチーフ選定と検討、込めた意味合いについて

こんにちは、tikoです。

今回は、私のアイコンのデザインに込めた想いについて、ご紹介させていただきたいと思います。

ロゴデザインについては外注も検討しましたが、最終的には自分でデザイン原案からラフスケッチ、詳細検討、描き下ろしまでを行いました。

もし、ご興味を持っていただけたなら、読んでみてご参考にしてくださると嬉しいです。

モチーフは円形+星型+家紋

デザイン案をつくりはじめるにあたり、最初の漠然とした方向性として、

・円形

・星型

この二つの形状は両方とも入れたいなと考えていました。

全体のおさまり方としては、家紋のように落ち着かせたいと構想していました。

円形・・・完全性、円熟、望遠鏡をイメージ

わたしにとって円形は、ジャグリングのメイン道具をボールとしていたこともあり、もっとも見慣れた形です。

完全性や円熟を想起させる閉じた形であり、見ていて安心感がありますね。

この形をベースに、体のどこに乗せれば綺麗に見えるかとか、衣装とステージ背景色の取り合わせとか、大きさとか、数とか、見栄えについてをずっと考えてきました。

なかでも、幾何学的に規則正しく動かすことで、お客さんから見たときの面白さやうつくしさを多彩に表現することには人一倍こだわりを持っていたので、その美学をこれからも持ち続けたいと考えました。

人間性や人と人とのつながりの円熟を、望遠鏡を覗き込んだときや天球を見上げたときのような丸い視界に見立てて、果てしなく目指していきたいという願いを込めています。

星型・・・意外性、突出、光をイメージ

そして星型は、円形とは対象的に鋭利な頂点を5つ持っていて、刺々しさがあるのに、見ているとなんだかわくわくしてきてしまう不思議な形です。

突き抜けるような、刺さるような意外性を持っていて、まぶしくキラリと光る星。

わたしにとっての遊び心であったり、はるか遠くへ突き抜けていく男性性であったりを象徴しています。

そして、誰でもひとりひとりが自分のなかに持っている星を見つけ出して輝かせることで、まずは自分自身が自分らしくあれ、周りの人もその輝きにつれられて、楽しげな未来へと向かっていく。

円弧を5つ、重ねるように接近させていくことで、その中心には星のかたちが現れます。

円熟した人同士の関わり合いにより、あたらしい星が発見されていくけれども、それは見ている人の中心にじつは最初から在るもの・・ということを示すため、中心点上に星を配置しています。

家紋・・・継続性、親密な関係性をイメージ

そして最後に家紋ですが、そもそも家紋は家柄や血統、権威性を示すため発明された、日本固有のアイコンです。

むかしむかしは、顔を知らなくても、家紋を見ればどこの何者かを識別することができたといいます。

さらにそれが長い歴史の中で、いつしか自分の家系や血筋を自らのアイデンティティとし、心の拠り所となり、誇りの宿る場所になっていったのです。

永く、子や孫を越え、家臣や友人など周りの大切な人をも守っていきたいという想い。

そういったことを重くなりすぎずに、ポップに表現したいと考えました。

最後に全体のカラーリングですが、わたしの好きなターコイズブルーとコバルトブルーを使い、夜空にも水中にも見えるようにグラデーションで着色を行いました。

中心の星はもちろん、ぴかぴかのゴールドです。

家紋風でありつつも、望遠鏡や潜望鏡を覗き込んだ時の視界のような、ちょっぴりワクワクするようなエンブレムにすることが出来たと思っています。

これで自分自身をも鼓舞しながら、日々、コンテンツを作成しています。笑

ここまでお付き合い頂き、ありがとうございました。