ネットビジネスは「楽しくて」、ある意味「楽」で、決して「楽じゃない」。その意味について。

こんにちは、tikoです。
あなたは、ネットビジネスが「楽だ」と聞きましたか?「楽ではない」と聞きましたか?
まだまだ情報発信という言葉も一般的でない今日、多くの方はネットでその言葉を初めて聞くことと思いますが、情報発信ひいてはネットビジネスというものは、その実態がとにかく謎のベールに包まれています。
まあ学校で詳しく習ったりするわけではないので、当然といえば当然なのですが・・・
こっちのページには「稼げる」と書いてあって、あっちのサイトでは「稼げない」と言われている。
そしてまたそのへんのブログでは「かなり楽」と噂されていて、あそこの記事では「楽ではない」とも評されます。
いったい、何が本当の情報なんだろう・・・と、この業界に迷い込んだばかりの私は悩んだものでしたが、こういった人によって意見が異なる話は、情報を取り込めるだけ取り込んで自分の主観で判断した方が早いです。
そして初心者の頃のわたしに伝えるのであれば、「決して楽ではないけど、ある時からリターンが投入リソースを上回り、突然楽になり始める切り替わりポイントがある」と言うでしょう。
どういうことなのか、2つの例を挙げながら説明していきますね。
切り替わりポイントに至るまでのたとえ話
第二宇宙速度はご存知でしょうか。
ロケットや人工衛星が地球の重力を振り切り、宇宙空間に飛び出していくために必要な最小の速度で、地球脱出速度とも呼ばれます。
ネット上に資産をつくる営みはこの第二宇宙速度に例えられることがしばしばあります。
ロケットは地球の重力を振り切るため、重力がつよく働いている地表近辺ではその重力を相殺し、さらに上空に向かって加速していくだけの大きなエネルギーを連続的に必要とします。
ネットビジネスにおいても、初期の頃はコンテンツの質が低いものであったり、ドメインパワーが弱かったりするために検索で上位表示されず、ビジネスに勢いが付くには多くの労力を必要とします。
アフィリエイトであろうと、ネットショップであろうと、情報発信であろうとそれは変わりません。
しかし、地球の重力は距離の二乗に反比例して弱くなるので、ロケットはどんどん推進力を必要としなくなっていくのです。
衛星軌道を超えて宇宙空間に出てしまえば、ロケットに地球が及ぼす重力はほぼ0となり、かかるものは慣性だけとなります。
それまでとは比べ物にならない燃費で、自由自在に宇宙空間を動き回れるようになるのです。
これはネットビジネスが軌道に乗り始めた状態にとても似ていて、コンテンツが積み上げられそれがうまく効力を発揮するようになってくると、ブランドに厚みが出てサイトパワーも加速度的に高まります。
大事なのは最初に重力を振りほどくまでにどれだけのエネルギーを投入し続けられるかであり、ほとんど99%以上の方がネットでお金を稼ぐことを断念し諦めてしまう理由もそこにあります。
ほかにも例えとして、鉱脈を掘り進める鉱夫を持ち出す場合もあります。
こちらもなかなか的を射た例えで、鉱夫は力いっぱいツルハシを振り上げ掘り進めてゆきますが、金脈に達するまでは当然ながらレアメタルは採掘できません。
掘っても掘っても、土しか出てこない。
脳科学的に報酬系への継続的な刺激がないと、人はその作業を継続することに強い苦痛を感じることがわかっています。
そのため、いつか情熱の火を絶やし、地上に戻っていってしまうと。
到達できさえすれば、金脈はあまりある富をもたらしてくれるにも関わらず・・・です。
これら二つの例え話で、ネットビジネスは最初は楽ではない、ということが多少、イメージし易くなりましたでしょうか?
まあ、今日びネットビジネスを「楽して稼げる」という言葉のとおりの印象を持っている方もなかなかいないとは思いますが、言葉を付け足すなら、「(最初に労力を大量投入して突き抜けてさえしまえば、その後は投入した労力分が効果的に働くために比較的、)楽して稼げる」ということです。
ちょっと付け足しすぎですね・・笑
経験者は皆一様に語ります。
「突然、面白いように転がり始める瞬間がある」と。
どうやってそこに至るか
問題は、いかにその臨界点に到達するかというところです。
いかにして突き抜けるか。
どうやって、第二宇宙速度を維持するか。
といっても、ビジネスは実際のロケット打ち上げ理論やフルマラソンとは異なるので(見ようによっては、かぎりなく近くもなりますが・・)、効果の高いアクション、最適な行動選択といったものは存在します。
それらを適切に選び取って、推進力の方向性を正しく調整したり、推進力の出力そのものをマネジメントしたり・・・そうしたことができるのが、優秀なビジネス・コンサルタントだと思っています。
しかし、それ以前に汗を流すのは自分自身です。
それでは、初心者がどのように突き抜けるかという話ですが、持ちうる全力全開をぶつけて下さい。
もう、出し惜しみなんかしている場合ではありません。
持てる知識と、経験と、思考力、技術力、体力・・・言い出せばキリがありませんが、全てを、全力でです。
いうなればウェブサイトはあなたの分身なのですから、そこに命を吹き込むために、命ごと浴びせるようにしてコンテンツを作成します。
その人なりの美学であったり、こだわりというものが私はとても好きですが、状況と優先順位を考え、コンテンツ作成のための制約となりうるのであれば、最上段から一段下がります。
もしくは神棚に上げてしまい、突き抜けるまで一度おく
かです。
そのあたりの状況判断や強み/弱みの客観視、初めてサイトを構築する際のスムーズな導入などという点において、コンサルはやはり非常に効率的な解決手段であるといえるでしょう。
たとえ話に収まらない、これからのネットビジネスの姿について
最後に、わたしには最初のたとえと実際は違うなと感じる点がもうひとつあります。
それは、重力圏を振り切った後、ほぼ労力ゼロの成果をさも「不労所得」であるかのような言い方がなされるという点です。
これは、違います。
コピーライティング的な観点から、こうしたキャッチーなワードは注目を集めやすいのですが、それによって本質を見誤るのはお門違いというものでしょう。
それまでの労力以下でそれまで以上の成果を上げられたとしても、それ以降も継続して同等の労力を費やすべきということです。
広大な宇宙でつよく光を放つリーダーとなっていくためには、自己の成長に貪欲に、効率的に成果を上げられるようになったのならば、なおさらその余剰分をまわしてさらに加速する。
そんな姿勢こそ、自然にフォロワーに背中で魅せられるようでなくてはいけない。
わたしの尊敬する人はみなその要素を持っていますし、わたしもそうありたいと思っています。
それは決して楽な道のりではないと思いますが・・・それこそが本当に楽しく仕事をするために大切な姿勢です。
もちろん、楽しみながらそれができることが一番ですし、わたしはそこを掲げ続けます。
最初は楽じゃないけど、いずれ本当に楽しくなってくる仕事を。
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