コンテンツとは何か?その意味とは?巨大な概念の正体と、その心の再定義

30/04/2019

こんにちは、tikoです。

この記事では、「コンテンツ」についてお話していきます。

コンテンツ作成による価値提供ができるようになるためには、現代の「コンテンツという言葉の持つ意味」そのものに対する理解が必要不可欠です。

しかし、やはり連呼しがちなこの言葉も、どうも内容を適切に捉えられている方が少ないように感じます。

なんとなく耳障りの良いカタカナ語であったり、四文字(以上の)熟語は、便利で使いやすいものであるからこそ、その正体を自分の中でしっかりと作っておくことが大切です。

コピーライティングしかり、マーケティングしかり、価値提供しかり・・・

なんでも、あなた自身の言葉で説明できるようになることが、あなたという情報発信を確立していく第一歩となります。

ひとつひとつ丁寧に、自分の軸を建築していきましょう。

コンテンツ=情報による知的生産物

コンテンツと一口に言っても、個々が第一に思い浮かべるものは様々だと思います。

記事であったり、小説であったり、データであったり、音楽であったり、アニメ、映画、画像、動画、ゲーム・・・つまり、コンテンツとはかなり広い範囲を示しているもので、これら全てを総称しての文言ということになります。

コンテンツ=content(内容物) に複数形のsを接尾したものであり、このsがそういった単一のものではない部分を指しています。

では、例えばあなたが宅配物を受け取った時に、ダンボールの中身をコンテンツととらえるでしょうか?

恐らくですが、違うと思います。元となる英単語の意味としては何ら間違いではありませんし、広義には宅配物の中身の物品もコンテンツと呼べるでしょうが、ここでは次のように言い換えをしたいと思います。

コンテンツ=情報による知的生産物

意味合いとしては、パソコンやスマホ上で展開される、デジタルデータによる情報のパッケージがコンテンツと呼ばれるものです。リアルでのモノをコンテンツとあまり呼ばない感覚には、ここに理由があります。

そして、コンテンツという言葉にはある種の期待が込められています。

それは「何らかの価値を提供してもらえる」という期待です。面白かったり、ためになったり、感動をもたらしてくれる、ということを期待して、コンテンツと言うと通常、価値は最初から織り込み済みであるものとして扱われます。

これは何故か?といったら、人が何かの情報を見に行く際に期待する価値は、モノに感じる価値とすこし意味合いが違って、情報の中身そのものを求めているからです。

この画像が見たい、この動画が見たい、この小説が読みたい・・・これらは食べ物などのマテリアルと違い、情報のやり取りの中でのみ発生する欲求で、言ってしまえば脳の中で展開されるものです。

何かの娯楽性や学びが得られるからこそ、そういった情報をコンテンツと呼びます。

例えば「すごいモンスターコンテンツだ」といったり「コンテンツ力が凄い」などのように使われる場合には、そのコンテンツを見て(聞いて)感じられる魅力であったり、重みであったり、将来性であったり、はたまた展開の幅の広さや、動員されている人員、金額の規模の大きさのことを言っている場合だってあるわけです。

幅広いものごとを指す言葉だからこそ、その芯にある意味合いは正しく捉えておきましょう。

コンテンツ作成側として最初に意識すべきこと

「何か人の役に立ちたい」という想いを持って、文章や音声などといった情報を整理してweb上にアップしていくことは、私達が行っていく基本的なコンテンツ作成という営みです。

そこには情報の受け手としての存在が必ずどこかに存在し、上に書いたように何かの期待を持って、あなたのコンテンツを閲覧しようとしているという事実があります。

感覚的には、全世界とつながっているネットに対してのコンテンツ作成は、大勢に向かってやっているかのように思ってしまいがちですが、どこまで行っても1対1で行われるものなのです。

この記事を書いた私と、今これを読んでくださっているあなたがそうであるように。

これを忘れないようにすることが、コンテンツ作成側が第一に意識しなくてはならないことです。

そしてそれを、実際には複数人に対して時間・距離の制約をふっ飛ばして行えてしまえるところがネットビジネスの可能性であり、レバレッジと呼ばれるもののの本質となるのですが、続きはまた別の機会にお話します。

次は、具体的なコンテンツ作成の方法についてです。