これからの時代に長く愛されるコンテンツを作っていくために

23/09/2019

こんにちは、tikoです。

今回はコンテンツの価値を決めるもの(特にこれから)についてのお話をしていきます。

純粋に、そのコンテンツが価値あるものかどうか・・・

消化したあとで、より「良かったなぁ」「有意義な時間だった」と思ってもらうためには、どんな要素が必要なのでしょうか?

わたしたち個人がネットというフィールドで、ビジネスを成功させていくためには、一体何が求められるのか。

ちょっと考えてみて下さい。

また、答えを出すまでの時間にも注目してみて下さいね。

ではでは、いつもどおり結論から入っていきたいと思います。

これからの時代に最も求められるコンテンツの要素とは?

ズバリ行きましょう。

・ためになること

・面白いこと

この2つこそが、これからの時代に最も求められる2大要素です。

もっと言うならば

この2つの要素を、どれだけ相関させて同時に提供できるか

というのが、ほぼ明確な「答え」になります。

これから先、学びと遊びを人は求め、それを同時に提供できる人の価値はどんどん上がっていくことでしょう。

でも実はこの2つの要素じたいは、特になんら真新しいものではありません・・

おそらく「なんだ、そんなことか」と思われたかもしれません。しかし!

この2つを同時に提供することの重要性を説いている人って、実はまだあんまりいません。

どちらかが備わってさえいれば、良質なコンテンツですと言われてきたのがこれまでの常識。

しかし、どちらかだけでは辛くなってきてしまうのが、これからの常識になっていくでしょう。

ためになること=機能的価値は、たしかに人に常に求められる要素に間違いないですが、

どんどん価値が下がっていってしまい、しかも下がる速度は年々上がっています。

面白いこと=感情的価値は、以前よりもその重要性が見直されてきてはいますが、

こちら単体の価値提供では耐久性が低く、いわゆる一発屋芸人のようになっていってしまいます。

つまり、これらを単体で価値提供していくことには、おのずと消耗戦的な香りが漂ってくるのです。

それはもう、宿命的に。

ではそんなマラソンから抜け出し、長く人々を見せ続けるコンテンツを作るにはどうすれば良いのか?というと、

「ためになるし、面白い」という相乗効果を出していくことがその答えなのです。

この2つをうまく調和させることによって、価値提供の耐久性は飛躍的に上がるのです。

流れの特に早いyoutube業界を研究していくとわかりますが、

ただ単に面白いだけの人は、見ている人を飽きさせないために、常に新しい魅せ方を考えなくてはならず辛くなってきている方も多いですし、

役に立つことだけを機械的に提供するだけの人も、固定的なファンがつきにくく長く愛されるには至りません。

しかし、じわじわと多くのファンを呼び寄せ、しかも長く注目される人というのは、少なからずこの2つの要素を兼ね備えています。

どちらかだけでも良かった今までと比べて、これからは何が違うのか?

それはネット上にコンテンツが増えてきたという背景もあるのですが、根幹はもっと人全体の、ある変化によるものなのです。

社会全体の目線の変化

何故このようなことが起こってきたかというと、

人の時間の使い先に対しての目がシビアになってきたから

です。

自由時間に何をするのか?という問いに対して、

スマホなのか、テレビなのか、PCなのか、ゲームなのか・・・

時間の使い先が多様化し、どこに自分の時間を使えば良いか?という目が厳しくなってきているのです。

同じことが、一つ一つのメディアの中ででも発生しています。

ネットの中でも、SNSをするのか、まとめサイトを見るのか、有名人のブログを読むのか、youtubeを観るのか、それはもう多くの選択肢がある。

限られた自分の時間の中で、何をするのが最も良いのか?

という思考のレベルが、自然に底上げされてきたのです。

ともなれば、同じ時間でより多くの種類の価値を提供してくれるものに、人気が集中していくのは自然なことだと思いませんか?

これは面白いけど、あまり勉強にはならないなぁ・・

こっちはためになるんだけど、どうも面白くないなぁ・・・

そんな中で、

おっ!これは面白いし、しかもためになる!

というものが見つかれば、前の2つの選択肢は自然になくなっていくでしょうし、実際にあなたにもそんな経験があるのではないでしょうか。

難しい言葉で可処分時間やタイムシェアともいいますが、この可処分時間を使ってもらえる、密度の高い価値提供をいかにしていくか。

そんな視点が、これから先ますます重要になっていきます。

マスメディアやニュースのように、情報の量や速さ、正確さといった点で、わたしたち個人が組織の物量に真っ向から挑むのは戦略的に間違いです。

そこにはどうしたって筋力的な差が発生してしまう。

ならば工夫で戦うのがわたしたち弱者の戦略となるわけですが、それがアカデミック性とエンターテインメント性をその人なりにブレンドした「独自性」であるというわけですね。

遊びと学びを、あなたなりにブレンドしていく。

それを踏まえて見る人の目を意識することができると、出来上がるコンテンツの質に大きく差が出てきます。

瞬間的にも、長期的にも人を魅せ続けるコンテンツづくりを目指していきましょうね。