無意識という名の「竜」の力をコントロールするために

こんにちは、tikoです。
今回は無意識についてのお話をしたいと思います。
わたしたちの日常のちょっとしたあるあるから、一流のアスリート達の肉体のメカニズム、果てしない超常の出来事・・・
これらすべてのものごとに、無意識は直結しています。
誰しもに眠る超能力、といっても過言ではありません。
わたしの知る限り、大きく成功する方や、一流のアスリート、個人で信じられないような能力を発揮する方などは、例外なくこの「無意識の力」をうまく使いこなしています。
こうかくと念能力みたいですが・・・笑
無意識のことについて体系立てて説明できる人は、あまりにも少ない。
今回はその敷居を下げるために、無意識のごく簡単な性質を説明して、日常のあるあるとブッ飛んだ超常の世界をリンクさせてみたいと思います。
さぁ、あなたの未知なる暗黒の扉をノックしていきましょう・・・
あなたに寄り添う「竜」の存在
わたしはよく無意識を「竜」に例えます。
ファンタジーが大好きなもので・・・でもこう例えると、無意識の持つ神秘性だったり、一筋縄では行かない気まぐれな感じだったり、底知れない印象だったりがうまく説明できる気がするのです。
さて、無意識が竜であれば、あなた(意識)は竜の使い手です。
あなたという人間の内側には、意識できる領域としてヒトがいて、無意識という領域においては、ヒトと対をなす存在としての「竜」が潜んでいると想像して下さい。
まず、そもそもの力関係ですが、これは人と竜とであるため、その差は歴然。
少なく見積もっても、軽く20倍以上の差があるとお考え下さい。
つまり、綱引きをした場合、無意識には到底叶いません。
それくらい、底知れない力を秘めているからこそ、もし乗りこなせ人馬一体・・・
もとい「人竜一体」が実現できたならば、およそ通常では計り知れないような力を発揮することができるのです。
例えば、信じられないほどの集中力だったり、継続力だったり、瞬発力だったり、スピードだったり、それはもう様々。
でも、無意識って実は、毎日あなたのためにありとあらゆることを行ってくれているんですよ。
例えば呼吸。
あなたが意識しなくても、呼吸は24時間365日、常に行われていますよね。
あるいは、心臓の鼓動だったり、瞬きや食べ物を口に入れたときの咀嚼動作。
ものを視覚で空間的に認識し、正確な動作でつかむことができるのも、無意識がきちんと機能しているからです。
これをいちいち一つ一つ意識していたら大変ですよね。
体重を右足に乗せながら、左足を前に出して、着地を確認したら今度は左足に重心移動して・・・なんて、歩行のたびに意識していたらうまく歩けません。
これら複雑な動作を、あなたが意識しなくとも信じられないスピードで正確に計算し、絶え間なく制御してくれているから、無意識に行っているから、わたしたちはその上でさらに高度な活動が行えるのです。
どうでしょうか?ちょっとスゴイと思いませんか?
そしてこのあなた思いの竜は、時にあなたが望まない行動を、あなたに対して行うときもあります。
それは「変わりたくても、どうしても変わることができない」という、あの現象です。
意識して自分を変えようと望んで、行動することには、何か目に見えない強い抵抗を感じるのがわたしたち人間。
実はあれは、無意識からの抵抗力なのです。
人の心拍数が、約60から200まで急速に上がることがないように・・・
新しい行動については、あなたの生命を守るために、無意識にブレーキをかけます。
それはひとえに、あなたの身を案じてのことなのです。
「あなたは、そのままのあなたでいいんですよ」と・・・
無意識は忠義心から、あなたを守ろうと働きかけるわけです。
わたしはこのことを初めて知った時に「無意識とはなんて包容力があって、男前なんだろう!」と思いました。
無条件で人の存在を承認するのは「存在承認」といって、人間がもっとも深い喜びを感じるものです。
あなたのことを手放しで認め、寄り添い、守ろうとする無意識。
こんなにもあなたのことを想ってくれる存在が、実は身近にいたんですよ。
ですので、もしあなたが変われなくても、あなたは自分を責めないでくださいね。
それよりもこの強力な竜の存在を、あらためて想像してみて下さい。
無意識の力を行使するためには
とはいっても、変わりたいあなたを押し留めることは、あなたにとってはちょっと困った事態には違いありません。
ではどうしたら、この抵抗を受けずに、逆に無意識の力を引き出すことができるのか?
これは、ここまでお話した無意識の性質をよく考えると、自然に理解することができます。
無意識が日常的に行っていることは何でしたっけ?
・・・そうです。呼吸や心拍、血圧調整などの生理的維持機能の制御。
このレベルにまで行動を「無意識に近づける」ということが究極系です。
まさに「Don’t think. FEEL!(考えるな、感じるんだ)」というわけですね。
無意識に、呼吸レベルで行うこと。
この領域にまで到達したものが、一流アスリートの芸術的神技であったり、達人の信じられない速度での即断即決です。
あるいは占い師の直感冴え渡るリーディングであったり、超能力者の超常の力(ESP、クレヤボヤンス等)だったり・・・
彼らは無意識領域にアクセスして、竜の大いなる力を行使しているわけです。
ただし、繰り返しますが、これは究極系であり、到達点ですので・・・
これを数段階落とし込むとそれは「習慣」になりますね。
日々、苦もなく行えること。
この「習慣化」まででも行えれば、莫大な力を引き出していることになります。
まずはそこに漕ぎ着けること。
そのためのアプローチとしては、色々ありますがシンプルな方法としては、
紛れ込ませること
が挙げられます。
少しずつ少しずつ、竜の抵抗を受けないように、気取られないように、浸透させるように自分を少しずつ改革していく。
考える時間もないくらいに、サッと(それこそ無意識的に)行うのも効果的です。
さりげなく「差し込んでいく」イメージですね。
この記事で、あなたの無意識についての理解が深まれば幸いです。
是非、一緒に無意識を自在に乗りこなし、すぐれたドラゴン・ライダーのようになっていきましょうね!
楽しんでいただけましたら幸いです。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません