自己肯定感が低いのを治すにはどうしたら良いのか?なぜそうなってしまうのか

こんにちは、tikoです。
今回は「自己肯定感が低くて困っている」というお悩みに対して、私なりの解決方法を示していきたいと思います。
とはいっても、最初に言っておきますが・・・
自己肯定感は、低いと感じている人のほうが多い
のがこの世の中です。
なので、自分だけどうしてこんなに自己肯定感が低いんだろう?という認識はちょっと違っていて、
実はとても多くの方が悩んでいる問題で、更に言うとどんな国でも、どんな時代でもそうなのです。
それだけ永きにわたって、人々を苦しめている問題であるとも言えます。
かくいうわたし自身も、同じような悩みに囚われてしまっていたことがありますし、今でも時々はそうです。
しかし、昔ほどはそのような問題に時間を取られなくなりました。それはどうしてか?
今からそのことをお話していければと思います。
自分の価値を「思い出す」
どうすれば自己肯定感が低いと感じることを減らせるのかというと、
「いまの自分」のことを「あるがまま」受け入れる
たったこれだけです。
もうすこし具体的に、実践的に言うなら、
毎日の自分の行動に対して、自分自身をほめる
ということになるでしょうか。
人は、だれか他の人に言われて自己肯定感が高まることというのは、
①成果承認(成し遂げたことに対しての承認)
②行動承認(行動したことに対しての承認)
③存在承認(存在することに対しての承認)
の順で、(数字が上がるほどに)強くなっていきます。
想像してみてほしいのですが、学校や職場で、あなたが褒められたとします。
①優秀な成績を残したから
②独自に考えて行動をしたから
③そこにいてくれたから
どれが、言われて最も嬉しいと感じますか?
わたしは断然③です。
①や②を選んでしまうとだめ!というわけではありませんが、①や②を選びたくなる気持ちもわかります。
だって、「自分に価値がない」と信じてしまっていると、
成果や行動によって自分を評価をしてもらったほうが、なんだか安心できる
と感じるのが人情だからです。
「そこにいてくれるだけでいい」なんて、なんだか信じられないですよね?
昔のわたしもそうでした。
なので、能力や成果、それに準ずる行動によって、人から認めてもらおうと躍起になる。
でも、違うんです。
その苦しい競争から抜け出して、もっと高いところにいく方法はひとつだけ。
あなたが、自分に価値があることを思い出して、それを一番に認めることです。
子供の頃を思い出してみてください。
誰でも、そこにいるだけで、存在すると言うだけで喜ばれたことがあったはずです。
そう想ってくれる誰かが、近くにいたはずなのです。
でなければ、あなたは今、ここにこうして存在していません。
それを「思い出す」のです。
わたしも親になって、子どもを育てることを通してあらためて、そのことを思い出しました。
ちょっと味付けを変えて、もういちど質問しましょうか・・・
あなたの大切な人(パートナーや子ども、親など)から、上の①②③どれを言われたいでしょうか?
まず間違いなく、③かと思います。
それなら・・・あなたのことを誰よりもわかっている、あなた自身が自分に対して行うのは
自分に対する「いてくれて、ありがとう」
なのです。
具体的な自分に対する存在承認
上に挙げた、3つ目の存在承認をあなたが、誰よりも先にあなた自身に対して行うのです。
いきなり存在承認が出来ない場合は、まずは②の行動承認から。
どんな小さな行動でもいい。自分の未来のために対して行った行動に対して、自分自身を褒めてあげる。
そして、最後には自分自身の存在を承認してあげてください。
具体的に例を挙げるなら、一日中歩き回って棒のようになった足に対して。
皿のようにして酷使した目に、固まってクタクタになった肩に対して。
色々と言いたいことも我慢して、ボロボロになったメンタルに対して。
痛みさえ感じつつも、文句ひとついわず付き従ってくれたあなたの体に感謝をしてあげてください。
自分の意志の通り動かせる体、在るだけで何と嬉しいことでしょうか。
ぜひ愛着を感じながら、あなたが誰よりも認めてあげてください。
とくに筋トレした後だと、それがひとしお感じられますよ。笑
自分の感覚や決断を、自分が誰より信じられるようになるために
自己肯定感が低い、と思われている方の多くは、自分の考えたことに自信が持てません。
考えたことに自信が持てないと、決めたことも、そこに至るまでの行動も同じように自信が持てず、最終的にはどんどん
「あぁ、自分はなんてだめなやつなんだろう・・・」
という思考に落ち込んでいってしまいます。
そのうち「自分 嫌い」とか、「毎日 つまらない」とかで検索し始めたりして・・・笑
どんどん負のすべり台へ。
そして、やることなすことすべての満足度が、本来よりも低いものになってしまいます。
これは非常にまずい状態です。
自暴自棄の状態に近づいていってしまっている状態です。
ではどうすれば良いのか?というと、これの逆を目指していくのが正しいアプローチです。
つまり、少しずつ少しずつ、自分のことを認めていくことですね。
それが、上で書いた、
自分の行動を認めて、自分の体に対して感謝をする
というアクションなのです。
自分の価値が信じられない状態だと、何をやっても負のスパイラルに絡め取られてしまいます。
自分の感覚を、決断を信じることが出来ないのは、なんとも不安で苦しいことだと思います。
しかし、そこから抜け出して・・・
自分の感覚と、決断を信じられるようになるためには、少しずつ自分を認めていく方向に自分を矯正していく。
これが正しい方法なのです。
自己肯定感も得られないこんな世の中じゃ
そして、なぜ皆が皆そうなってしまうのかと言うと、周囲の多くの人が、社会全体が①成果主義の方向に寄っているからなのですね。
つまり、デフォルトでそういう価値観に染まりやすい状況であるということ。
考えてもみてください。
学校でも、会社でも、あなたのことをそういう目で見てくる人ばかり。
なかなかあなたの存在自体を認めてくれる人はいないでしょう。
(だからこそ自分に近しい、大切な人にこそ、自分の存在そのものを認めて欲しいと感じるのは、人であれば当然の欲求なのです)
ですから、最初は自分を認めるという行動にも抵抗があるのは当然です。
そんなことをしないのが「当たり前」の中で、あなたは生きてきたのですから。
ですが、そのわだかまりの中にいるままでは、いつまでたってもあなたは解放されません。
思い切って、自分の考え方を「普通じゃない」方向へシフトしましょう。
そうすることで、人生の方向性が変わります。
それはもう、丸ごとです。
そして新しい習慣として毎日をRe:デザインしていきましょう。
大丈夫。必ずあなたの世界は良い方向に向かっていきますから。
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