どうしても優先順位をつけられないアナタへ

28/02/2020

こんにちは、tikoです。

今回は、ものごとに優先順位がつけられない、というお悩みに対して、

シンプルで効果のある、ある一つのアプローチ方法についてお話していきたいと思います。

今回ご紹介するのは、

「タスクの優先順位を見定めるには・・・

それぞれのタスクを緊急度ごとに分けて・・・重要度で重み付けをして・・・」

といったような、複雑な方法ではありません。

かぎりなくシンプルで、感覚的な方法になります。

ぜひ、あなたの思考のヒントにしていただければと思います。

優先順位を見定める、シンプルな方法とは

その方法とは何かというと、

「終わりを意識する」

ということです。

いたってシンプル。

わたしたちが何かを進めていくにあたって・・・

「おわり」と定義できる地点は、必ず存在しています。

例えば

「今年中にこのプロジェクトはなんとか形にしたい・・・」

「この計画は来月末がリミットだ」

「今日中にこの仕事を終わらせなくてはならない!」

などなど。これらには全て終わりがありますよね。

べつに仕事に限りませんよ。

「来週中までには、家族旅行の具体的な計画を仕上げなければならない」

とか、

「妻へのプレゼントはこの日までに用意しておこう」

といったことも同じです。

わたしたちの毎日は連続的につながっていますが、そこには必ず

「終わり」

というものが存在します。

楽しいこともつらいことも、嬉しいことも悲しいことも、

すべてに平等に終わりがあります。

この終わりを意識するのです。

「今」がずっと続く・・・というのは思い込み

わたしたちは、あまり変化のない毎日を繰り返すことで、

どうしてもこの「終わり」というものまで意識を振り分けることが

できなくなってしまいがちです。

なんの保証もないのに、「今」が「永遠に」続くかのように錯覚してしまいがち。

これは人間にもともと備わっている、無意識の持つ恒常性や、変化を恐れるといった習性からも、

多くの人が自然に陥ってしまいがちな状況です。

(もちろんこれは悪いことではなく、繰り返しを習慣化することによって、

人はうつになるのを自分で防ぐ機能がありますし、大きくは生命の維持のために大切なことです)

だからこそ、今、自分が携わっていること、

手をつけていること、参加しているもの、

頑張っていることなどなど、それらの終わりを意識するのです。

すると、本当に「あなたが」大切にしたいものっていうのは、自然に見えてくるのですよ。

あなたの定義する、かぎられた期間のなかで、

かぎられた労力だとか、人脈とか、

かぎられた心の力だとかの諸々のなかで、それらを一番ふんだんに投資したい、

一番集中させたい、そんなものが見えてくるんです。

実にシンプルですよね。

これはたとえば壮大ですが、人生にもあてはまります。

人生の終わりを意識してみることは、時に恐ろしいことですが

勇気を持って、その終わりというものに考えを向けてみて下さい。

今あなたが、躍起になって解決しようとしていることは本当に大切なものですか?

あらゆる力を注いで、なんとかしようとしていることは、今最もあなたにとって重要なことでしょうか?

必ず、その答えはあなたの中にあるはずですよ。

ですから、もしもあなたが今、混迷のさなかにおられるのでしたら、

あなたが今直面しているものごとの、終わりが意識できていないのかも知れません。

日本人の会議がいつのまにやら迷走しがちであると言われるのも、

会議の終わりの時間を定めないからだ、という考え方もあります。笑

時々でいいので、道に迷ってしまいそうになったら、この方法を思い出して、

あなた自身の考えを、終わりを意識することで見通してみてくださいね。