なにかを決断するときにいつも迷ってしまう癖を直していく方法

こんにちは、tikoです。
今回は、なにかを決断するときに、くよくよ迷ってしまう癖を治す方法についてお伝えしていきます。
いろいろな人とお会いして話をしていると、不思議な感覚を抱くことがあるんですよね。
この人、驚くほど頭の回転が速いし、勘もえげつないくらい鋭いのに・・・
何故、こんなにもくよくよと頭を悩ませているのだろう?
みたいな。
わたしの経験的には、わりと高学歴の方に多いです、この傾向。
それだけ沢山のことが正確に見えていて、何を迷うことがあるんだろうと首を傾げたくなりますし、
さらに不思議なことに、ちょっと話をしていくと、ごく自然に自分で答えを見つけていくんですよね。
まるで、その結論は最初っから、自分の中で出ていたみたいに。
「あなたとお話していてスッキリしました、ありがとう!」なんて言われても、こちらとしては逆に、上で書いたようなモヤッと感が発生してしまうくらいです。笑
自分で何かを決めることに、苦手意識を持っている方は沢山います。
それを克服したいと願う人も。
今回はそんな人たちと接していく上で考えた、苦手意識の克服方法について説明をしていきたいと思います。
失敗の在り処
最初に言い切ってしまいますが、決断を恐れる人というのは決まって、失敗を過度に恐れています。
できることなら決断を自分以外の誰かに委ねてしまいたい、と考えていることが多いです。
ここに、苦手意識の根本原因があります。
なにかを決めることにいいイメージを持っていないから、失敗したときに
「ああ、やっぱり失敗してしまった」
と、がっかり感に支配されてしまいますし、よしんば成功したとしても、感じるのは
「ああ良かった、失敗するかと思った」
という、安堵の気持ちです。
これには小中学校での教育の影響が大きいとわたしは考えていますが・・・
小中学校の授業では、明確に答えが存在するものに対して、唯一の正解を選び回答する、
そしてそれを皆の前で発表して、合っていれば先生が「いいね!」と言う、
そんなことをひたすら訓練してきた少年少女時代だったのではないでしょうか。
数学や物理、生物など理系科目は特にそうですね。
そして、学歴の高い方ほど、こうした一問一答形式の問題を回答することに優れていて、間違うことをけっこう恥のように捉えている。
いつも正しい回答を言う学業優秀な生徒が間違えるとき、教室の注目度ってかなり高くありませんでした?
そんな経験が、間違いをおかしたくない、失敗が怖いという感情に結びついているのではないでしょうか。
さらに、正解を言うのはいつも先生で、自分の決断に対して「正解」か「不正解」かを即座に教えてくれる状況です。
こういう状況は、現実世界では実はさほど多くもありません。
パッと思いつくのは、お金を正しく支払うときとか、クイズをやるときくらいでしょうか。
ことコミュニケーションやビジネスを行う場面では、何が正解かを考えるよりも、
そのプロセスを楽しいものにしたり、興味深いものにしたり、
いかに満足度が高くなるのかを考えたほうが、かえって人から好かれたりします。
というか、そこには波のような流れがあるだけで、成功も失敗もないんです。
失敗は存在しないんですよ。
あるのは、「こんな何かをしたら、あんな結果が返ってきた」という因果だけ。
言い方を変えれば、
今回はこうするとこんな風に失敗することが分かったから、成功確率が高まったな。
と定義し直すと、失敗も成功のための一要素であり、プロセスになります。
最終的なゴールは成功なのだとわかりきっているのですから、「失敗を恐れるな」ではなく、
「失敗なんて最初から存在しない」んですよ。
だから、「失敗するかも?」と考えて、検証の手が進まないのはそもそも非合理です。
今の時点で考えられる最善手を早くとるほど、それだけゴールに続く道は早く収束していきます。
決断力も筋力的に訓練する
とはいえ、最初は不安な気持ちがどうしても大きくなってしまうことも、じゅうぶん理解できます。
その不安を解消する手立てといったら、もう行動量しかありません。
判断に値するあたらしい材料を集めに行くか、人に聞くか、もう一度考えてみるか、です。
逆にこういう方って、置かれた状況から情報を読み取ったり、可能性を分析したりすることにはめっぽう強いんですよね。
だから選択肢は多く用意できる。
でも、かえってそれに苦しむ場合も多い。
先のことは結局、誰にもわかりません。
でも、悔いのない選択というのは、その時点でどれだけ全力で頭を悩ませて、どれだけ論理的に判断できる材料を揃えて、そのなかから選び取る、というプロセスを踏んだかによって決まってくると思いませんか?
これは自分との対話を通して、自分が何を「より」大切にしているかを探る作業であり、繰り返すほどに、その精度は高まっていきます。
そして、だんだんと短い時間で、ポジティブに決断ができるようになっていきます。
直感が働くようになれば、なおのこと楽しくなってきますよ。
ぜひ、苦手意識を楽しいものに変えてしまって、より満足度の高いビジネス、ひいては人生を目指していきましょう。
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