クロノタイプとは?朝型=正義とは限らない。自分のクロノタイプを知り、習慣をデザインする

こんにちは、tikoです。
今回は「クロノタイプ」という概念について説明していきたいと思います。
この概念について理解をしておくことは、自分がどういう人間であるか?を知る上でも、とても大切なことであるとわたしは考えています。
何が好きで、何が苦手なのか・・・
これは突き詰めていくと、人生で何を為したいのか、何者になっていきたいのか、という壮大なテーマにも繋がってきます。
こうした「問い」を自らに投げかけ続けることが、幸福度を高めるためには欠かせません。
今回のクロノタイプも、自分を知るための問いのひとつ・・・
そのための、身近な切り口と考えていただければ。
人によっては意外にも感じる考え方で、この記事を読み終えた時に、あなたから思い込みがひとつ、なくなっているかも知れません。
クロノタイプとは?どうやって調べるのか
クロノタイプとは、日本語でいうと「体内時計の性質」。
あなたが、太陽の運行に対して、どのようなバイオリズムを持っているか、というものです。
馴染み深い言葉で言えば、「朝型」か、「夜型」か、ということですね。
あなたも一度は自分がどちらに属するのか、気にしたことがあるのではないでしょうか。
人はそれぞれ固有のクロノタイプを持ち、何時に寝て何時に起きるのが最適なのか、
生物学的に決まっているのだそうです。
これはどうやら遺伝で受け継がれる傾向があるらしく、先天的に決まったものであり、
生活習慣を変えることで、クロノタイプを変えることはできないのだとか。
クロノタイプの異なる人どうしで(朝型の方と、夜型の方で)一緒に生活する、という実験をしても、
どちらかがどちらかに近づくこともなかったそうです。
ただ一生涯同じクロノタイプを持ち続けるというわけではなく、年齢によって徐々に変わっていく傾向があります。
若者ほど夜型、年配の方ほど朝型になる傾向があるのだそうですね。
おじいちゃんおばあちゃんが早寝早起きなのには、生物学的な根拠があったというわけですね。笑
ちなみにどうやって調べるのかというと、実に単純明快。
目覚まし時計をかけずに、自分の眠くなった時間に寝て、自然に目がさめた時間に起きた時・・・
それぞれの(就寝/起床)時間が、自分のクロノタイプというわけです。
朝型=正義という風潮は誤り
ここでひとつ、肩の荷が下りる話をすると・・・
どうもわたしたちの間では、早寝早起きがもてはやされる常識が存在している様で、
それができない人間は能力的に劣っているかのように言われることが多々ありますが、
実際は個々のクロノタイプの問題で、たんなる個性の違いです。
腕が長いとか、髪質が柔らかいとか、そういった身体的特徴なのです。
また、これもよく言われがちですが、早起きしたほうがパフォーマンスが高くなるというのは万人に共通のことではなく、
朝型のクロノタイプを持った方にのみ適用できることであって、一般化はできない話です。
これを知った時、わたしはけっこうホッとしたことを覚えています。
わたしは昔から早寝早起きが苦手で、ついつい真夜中に活動してしまうことに、罪悪感を抱いてしまうほどでしたからね。
クロノタイプの概念を知ってからは、そうした先入観に惑わされることなく、
「自分はこういう特徴を持った人間なんだ」と、フラットに考えることが出来るようになったし、
実際に生活がとても楽になりました。
クロノタイプを知ることは自分の一面を知ること
もう一歩踏み込んで考えたいのは、
自分がどういうクロノタイプを持った人間か?
を把握した上で、
どういった生き方をデザインしていけば、自分は幸せになれるのか?
というトコロです。
単純に「朝型」か「夜型」か?という考え方で終わってしまってはいけません。
つまり、
今現在、自分のクロノタイプに沿った生活ができているか?
ということを、確認してみて欲しいのですね。
サラリーマンであれば、フレックスタイム制でも採用されていない限りは、
定められた勤務時間(通常であれば、大体9時から17時くらいでしょうか)の中で、毎日の大部分を過ごしていることと思います。
その実績に対して、自分のクロノタイプは適したものであるかどうか?
ということに注目してみて欲しいのです。
なぜなら、自分が持っているクロノタイプの通りに生活ができていなければ、
自分の生物的なリズムを歪ませて、無理に活動しているわけですから・・・
小さな目線で見れば、パフォーマンスを日々、落としていることになりますし、
大きな目線で見れば、人生レベルで「損をしている」ということになる、
そんな事態を招いてしまっている可能性があるからです。
「そんなことを言っても・・・」と思われるかも知れませんが、わたしが伝えたいことは、
あなたが幸せになるために、優先順位を見直して欲しい
ということです。
何時に寝て、何時に起きるかなんて、ほんの日常の生活の1ピースです。
ですが、
確実に毎日訪れる瞬間であり、これを良い体験にしていくことで、人生の質は格段に良くなっていきます。
寝起きや寝付きが悪かったり、ずっと眠いまま一日を過ごしたり・・・
悪い影響は、朝と夜だけではありません。
こうした部分をどのように改善していくかというのも、理想の人生デザインのために欠かせないとは思いませんか?
繰り返しお伝えしていきますが、まずは自分自身のことを深く知ること。
クロノタイプも、大切なひとつの切り口です。
いろんな角度から見て、自分自身のデータを蓄積させていくこと。
すべてはここから始まります。
しっかり自分を知り、向かいたい方向を目指して歩いていきましょう。
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