ターゲティングとは?これなくしては何ひとつ始まらない!

30/04/2019

こんにちは、tikoです。

この記事ではマーケティングプロセスの一つであるターゲティングについてお話してゆきます。

マーケティングにおいて、ターゲティングはまず第一に考えておきたい超基本戦略の一つとなります。これをしないことによるマーケティングは成り立たない、と言っても過言ではないくらいに重要で、基礎的な内容になります。

私達が行うのはビジネスであり、ビジネスには相手がいなくてはそもそも成り立ちません。この相手のことを考えることがターゲティングであり、これなくしては何も、何一つ始まることはありません。

これからターゲティングというものを学び、実践していく上で大切なことをまとめましたので、抜けの無いようにきちんと押さえていってくださいね。

どこに向かってダーツを投げるのか

マーケティングというのは流動する特定多数を相手にするものですので、当然どこに指標を立てるのかという「狙い」がまずは必要になります。

「不」特定多数のままではだめで、例えるならダーツの矢をどこに向かって投げるのか、その方面が定まっていなければそもそも的に当たりもしなければ得点も入りはしませんよね。

矢は明確に中心となる場所を見据えて投げられるべきですし、その狙いが正確であればあるほど、またそこに掛けたエネルギー量が多ければ多いほど、市場に与えるインパクトは大きなものとなり、それだけ大きな反響があります。

もっと踏み込むと、ダーツの世界に削りやアレンジといった戦術が存在するように、時間的な前後の状況や競合をも考慮した「流れ」を汲み取り、最適なゲーム展開を導くための戦術が、マーケティングにもちょうど同じように存在するのです。

ことネットビジネスにおいては、こういったことを考えていなくとも検索エンジンという「ユーザーが望んだものを表示する」特性上、ある程度は望んだお客さんが集まるという傾向を持っています。

しかし、戦略上の領域に特化し、その領域で充実を図らなければ、サイト全体やあなたのブランド自体が効率的に評価されることはなく、ほんとうの意味でのマーケティングは完成に近づきません。

ましてや私達は個人でこういった戦略を立て、実行するのもほぼ個人ベースとなります。限られたリソースを使っての戦いとなるので、それをいかに効率的に分配していくか考えるのは必須と言えるでしょう。

どこに向かってダーツを投げるのか。誰に向けて価値を提供していくのか。それを考えるのが、マーケティングプロセス上での第一歩であるターゲティングということになります。

誰に向けて、を深く想像する

そして、流動する特定多数、つまり市場を相手にするのには、そのボリューム(規模や数といった量)を考えることももちろん重要ですが、その誰かを深く想像することも同じくらい重要なことになります。

わたしたちはそのたった一人の誰かのためにコンテンツを作成していくわけで、その誰かの知識・生活水準はこのくらいで、何に悩んでいて、何に喜びを感じるのかといったプロフィールを詳細に想定すればするほど、その人に対する「刺さり方」が違ってくるのです。

これまで世界を動かしてきたテレビや新聞などのマスメディアによるマーケティングは、大物量を投入することでそれに反応する一部の人に対してアクションを行っていくものでした(マスマーケティングとも呼ばれます)。

とにかく多くの人に見てもらい、母数を稼いで社会的なムーブメントを起こすことで、それに反応する数量も一定数は得られるという、まさにゴリ押し的な手法です。

ダーツの矢を1tくらいにかさ増しして、大砲で打ち出すようなイメージでしょうか。ターゲティングとしては大雑把ですが、資本的体力にものを言わせた、大企業ならではの戦略であると言えます。

しかし、この手法には欠点も多く、反応しない人に対して与えるストレスが大きいこと、費用対効果が比較的少ないこと、よりニッチな悩みを持った人に対しての訴求が弱いこと、等が挙げられます。

大きな矢を使っても、的の狙いたい一点に当たるわけではありませんし、そもそも的が壊れてしまいますよね。笑

これらの問題を解消するのが、わたしたちの行っていくマーケティングであり、ターゲティングであり、ひいてはネットビジネスということになるわけです。

わたしたちはネットの特性をぞんぶんに活かして、矢を鋭く尖らせ、渾身の力で放ち、深々と刺さるようなターゲティングをすることで、お客さんにこれまでにない深さの価値を提供できるのです。

次回は、そのテクニックの結晶ともいうべき、DRMという手法についてです。