マーケティングとは何をすることか、あなた固有の言葉で表現してみよう

こんにちは、tikoです。
この記事では、マーケティングについてお話をしてゆきます。
私自身がそうだったのですが、マーケティングと聞いてもなんとなくしっくりこなくて、一体どういうことを指すのかピンときていなかったために、マーケティングに対してのモチベーションが上がっていなかった時期があります。
この用語もまた、多くの解釈を持つために意味がひとり歩きしてしまっていて、口にする人によって言いたいことが微妙に違うような、私もちょっと警戒している類の用語です。
便利に使えるといえばそうなのですが、専門用語って共通認識のようによく理解ができている人同士でないと、パスワードとして機能しなくて、そもそもコミニュケーションのズレの原因になってしまっていたりします。
ですので、この記事でしっかりと認識を再確認して頂き、マーケティングについての話題となったときには、スムーズに内容に集中できるように、基礎から固めていきましょう。
通常「マーケティング」と言って指されること、もの
あなたにもまずは考えてみて頂きたいのですが、マーケティングとは「何をする」ことでしょうか?
読み進める前に、10秒ほど考えてみてくださいね。
私は以下のようなことを思い浮かべました。
・市場の調査、分析と開拓
・宣伝や広報、広告の出稿(広告を打つこと)
・集客と販売の促進
・販売戦略の立案
いかがでしたでしょうか。あなたが思い浮かべたこともこの中にあるかも知れませんし、違うかも知れません。
「マーケティング」で検索しても、出てきた結果は1つ目から10番目まですべてバラバラなものとなっていました。
ここで挙げられたようなものは、どれも正しいのですが、そもそもマーケティングという用語が巨大な雲のようなものなので、だいたいは当たってしまうと言うか・・・
私があなたにできるようになってもらいたいのは、「本質は」「ひとことで言うと」というところです。雲の中の芯となる部分を見据えてもらいたいんです。
なんでもそうなのですが、概念(フワッとしたもの)を理解するのには感覚が必要ですが、説明するためには理論と言葉が必要で、これを両方できるようになることで、あなたの中の理解はさらに立体的でまとまりのあるものになります。
多様な解釈ができるものこそ、あなたが自身の言葉で説明する、あなたオリジナルの概念を体得して頂きたいのです。
それで、上に挙げたようなことの共通点を探して欲しいんです。
まず言えるのは、どれも最終的には「販売」を主目的としているということ。そして、「誰に」という点については、いろいろな読み方ができそうです。
つまり”「誰に何を販売するのか?」ということを考える行い”と言えます。
marketという言葉が「市場」という意味を持つことから、お金をはじめとする価値の交換が行われる場所なのを前提として、注目して欲しい人がそれを見つけられるように、また、その魅力を最大限伝え、感じていただくこと。
私の場合は、ここに私なりの表現を加えて、「脚光を当てて、魅力を再演出していくこと」と考えています。
マーケティングは「流れ」を考えていくこと
マーケティングは突き詰めていくと流れを考えていくことになります。市場という流動する不特定多数に対して、どんなニーズがあり、どんな解決方法があり、それをどのように演出し、提供するのか。
そこには明確な「予測」があり、そのための行動があります。マーケティングのためのブランディング、マーケティングのためのコミュニケーション、マーケティングのためのセールス・・・
経営学で有名な「マネジメント」の著者として知られるドラッカーも、「マーケティングの理想は、販売を不要にすること」と言っていますし、的確な予測に裏打ちされたマーケティングは、その切れ目を感じさせないほどにスムーズに行われ、違和感なくすべての関係者をより良い未来へと連れてゆきます。
私はそのためには、最終的に売り出すモノの魅力をまずは発見して頂くことが大切だと考えていて、的確にスポットライトを当て、舞台的に演出を仕掛けることがマーケティングであると定義しています。
より具体的なマーケティングプロセスについては、別の記事でご説明していけたらと思いますので、まずはマーケティングとは何かを、何を目的とする行いなのかを、後で変わってもいいので考えてみるようにしてみて下さいね。
私の尊敬する方は、「進むべき未来に光を当てていく」というように表現されていました。
ぜひ、あなたの言葉でマーケティングを表現して、私に教えて下さい。
次は、マーケティングプロセスの一つ、ターゲティングについてです。
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