マーケティングが苦手なあなたに、日常レベルのマーケティング手法を伝授します。

こんにちは、tikoです。
今回はマーケティングの話で、「時代を読む、売れる商品を見つけ出す方法」ということでお話していきます。
苦手意識を持っている方も多いマーケティングですが、この記事では日常で活用できるやり方レベルで具体的な目線について解説していきますので、「価値の再演出」を有効に行うにはどうしたら良いか考えながら、マーケティングレベルを上げる第一歩を踏み出して下さい。
売れている商品の共通点を見つけ出す
この方法はアプローチとしてはいくつかの結果、解答を元に原則を導き出すやり方になります。現象を元に、その背後にある原理を考えていくやり方ですね。難しい言葉だと「帰納法」と呼んだりします。
「ある売れ筋商品A」と、「別の売れ筋商品B」を見つけます。この二つはどこから見つけてきても良いのですが、売上や販売本数といった実績が、ある程度客観的に証明されているものが好ましいです。
まずここで注意したいのが、「市場(=届ける人)という目線を忘れない」ということ。その商品が誰に向けてつくられたもので、誰が購入してその結果が出たのかというプロセスです。
これを想像でもいいので考えておくことで、マーケティングの視点が少しずつ少しずつ、育っていきます。
そして、その市場が近い二つの商品を見つけることができたら、その二つの商品の共通点を探しましょう。なんとなくでも、的外れでも良いので、ひとつふたつ考えてみることが大切です。
例えば、私が最近考えたのは、工藤ノリコさんの絵本「ノラネコぐんだん」シリーズと、平成ディズニー映画の二つです。どちらも非常に売れ行きが良くシリーズ化もされており、多くの濃いファンを獲得している作品です。
領域としてはエンターテインメントの一つで、マーケティング対象としては、中学校までの子供を持つ親子ですね。
共通点としては、一言でいえば「単なる良い子ちゃんではない、一波乱ある展開」です。前者で言えば主人公であるノラネコぐんだんは毎回、最初から悪事を働きますし、後者はヒロインと対をなす主人公である男性役が、いっけん正統王子様かと思いきや悪役だったり、といった感じです。
ディズニー映画についてはこれだけで多くを語りたいのですが、最近であれば「アナと雪の女王」の大ヒットなどがまだ記憶に新しいですね。
作中では最初いかにもな感じで登場した王子様が実は悪役で、最終的には一番のラスボスになっていったりします。これって昭和のディズニー映画ではありえなかったことで、とても時代性をうまく読んだマーケティングの目線で練られたストーリーであると言えます。
同じようなストーリー展開を持った、大きくヒットした作品で行けば「進撃の巨人」などもそうで、あちらも巨大な敵に立ち向かっていく流れから、自分自身の内部の敵へと大きく舵が切られていきましたよね。
こちらは対象としている人がちょっとズレるのですが、「若い世代の親」とすれば同じ領域の対象者として見ることができますし、また違ったデータを得ることができます。
何十年も長い期間に渡って愛されているコンテンツには、必ず何かの秘密があり、それを突き詰めていくと何らかの応用可能な要因になります。ディズニーなどはその好例で、トッププロダクター、トップマーケターが仕掛ける、時代性を読み解くのにこれ以上ないマーケティングファクターとなります。
自分が何かをセールスしていく未来を見据えて、日頃から宝探しのゲーム感覚で「売れるもの」の、あなたなりのエッセンスを見つけ出してみて下さい。
それを自分の商品やアイデアに落とし込む
そして2つ目のステップとして、見つけ出した要因を、自分の情報発信に活用できないかを考えていきます。
抽出した要因やエッセンスを、あなた専用の舞台で、演出用の舞台装置にできないかを考えます。そうすることで、売れている商品、魅力的なコンテンツがまとっているものを、そのままあなたのコンテンツにも近い雰囲気で纏わせることができます。
もちろん要因はそれだけではなく、音楽やビジュアルもありますが、私達情報発信者がよく見ていくべきのは文脈であって、つまり本質部分です。文章でその作品を表現した時に見える、全体の流れや雰囲気、展開を読み解くことで、ダイレクトに自分のコンテンツにそれを織り込んでいけるわけです。
こういった貪欲に取り込む姿勢は、慣れてくると生活の全てで応用ができ、頭の中だけで進められる作業ですので、よく練習していきましょう。
ハイレベルなマーケティングスキルは一朝一夕には身についていきません。少しずつでも良いので、一歩一歩思考と確認を繰り返しながら、自分の中に蓄積される経験値を質の良いものにしていきましょうね。
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