DRM(ダイレクトレスポンスマーケティング)とは。テクニックではない、ほんとうの目的

30/04/2019

こんにちは、tikoです。

この記事では、マーケティングモデルの一つ、DRMについて説明していきます。

MはMarketingのMですが、DRはなんの頭文字なのか、あえてすぐに説明はしません。後ろの方で説明していますので、まずは記事を読み進めて頂き、なんの頭文字なのか一旦考えてみて下さい。

この手法は媒体を問わず適用でき、価値を提供していく手法としては究極形といえるほどに完成度の高いものとなっています。そして、ネットビジネスとの相性が抜群に良く、ネットで大きく稼いでいる方の大半は、この方法を使用しています。

ネットビジネスに限らず、ビジネスを行っていく上で必ず押さえておきたいマーケティングモデルの一つですので、是非この記事をよく読んで理解を深めていって下さい。

DRMとネットの高い親和性

ターゲティングについての記事でも少し触れましたが、マスマーケティング手法による最大の弱点は、「反応の取れない人」の存在を無視したものにならざるを得ない、というところでした。

興味を持つ持たないは、基本的にその人の自由なはずであるのに、マスコミによる強制的・高刺激的な宣伝、気持ちを踏みにじるようなセールスによって、その自由が脅かされ、傷付けられてしまうことさえあったのです。

そこで考案されたのがDRMで、この手法において基本的に、販売側がお客さん側に無用な宣伝や売り込みを行ったりはしません。

最初のアクションはお客さん側から。販売側はあくまで「待ち」の姿勢で、商品やサービスの紹介を用意しておき、それに興味を持ったお客さん側が、連絡先などを販売側に渡すというアクションを起点にして、より具体的で幅広い商品の紹介を進めるといった手順になります。

どうでしょうか。ここまで聞いただけでも、ネットの仕組みと相当に親和性が高いと思いませんか。

まず、私達がネットで何か情報を得るには、自ら能動的に検索ワードを入力したり、関連サイトを探してみたり、つまり明確な「意図」を持って自分でアクションを起こす必要があります。

そして、目を止める看板となるのは商品ページだったり、LP(ランディングページと呼ばれる)だったり、web上に置いておけるものです。これらは一度用意してしまえば半永久的に、どこでもだれでも見ることができますし、コピーや内容の改訂といった編集も容易です。

極めつけは連絡先の情報です。メールアドレスを筆頭に、電話番号、LINE、facebookやgoogleアカウント等の電子情報だけで、その後の知りたい情報を受け取れます。

お客さん側から連絡を取ることもできるし、販売者側が適切に情報を開示してゆけば、その商品に対するイメージはより鮮明なものとなり、お客さんが自分自身のニーズに合ったものかを見極めることもでき、買った後に落胆、なんていう事態も激減します。

リアルでもDRMは可能ですが、中々こうスムーズにはいきませんね。お客さんの内面的なニーズは、それなりに深い関係性になければ見えてこないものですし、「顧客は自分が欲しいものを知らない」との言葉もあるように、それをより具体的な形にするためには、コミュニケーションが必要です。

ここまで息の合ったコンビも、そうお目にかかれません。個人的にはネットの仕組みそれ自体が、DRMと同様、「自分のやりたいこと、知りたいことへのスムーズでフリーなアクセス」という共通の理念に向かっていった結果、こんなに仲良しになったのだと思っています。

手法としてのDRM、目的としてのDRM

もしかするとあなたは、集客、教育、販売という、よく言われるDRMの3ステップを目にしたことがあるかも知れません。

リストを集めて、リストを教育し、リストに売る。この表現についても、私は異論を唱えたいのですが、長くなりそうですのでこの記事では深入りはしません。

ネットビジネスの業界においては、メールアドレスでの集客、メールマガジンでの教育と販売というスタイルが支配的で、これを運用していくあなただけのマーケティングモデルを構築することが、大きくかつ長期的に稼いでいくために必要なことになります。

つまり、直接メールをやり取りしていく中で、お客さんの反応を見ながら、コミュニケーションを取りつつ進めていくのがDRMの具体的手法です。どうでしょうか。DとRの意味、わかりかけてきましたか?

DRMのD,Rは・・・

Direct(直接的に)Response(反応を見る)という言葉の頭文字を取ったものです。

横文字で、しかも頭文字だけにしてしまうと(日本人、ホント3文字のアルファベット好きだなぁ、と思います)、そのクールで無機質な響きの中に埋もれてしまいがちなのですが、本質的にはお客さんとコミュニケーションを取りつつ相互理解を進めて、摩擦をできるかぎり排除してビジネスを行っていく手法であることを覚えておいてくださいね。

その意識があるとないとでは、あなたが血の通った温かみのあるビジネスを展開してゆけるかどうかが、決定的に違ってきますので・・・

星の数ほどあるDRMの記事の中で、私の記事を読み進めて下さったわけですから、この点はぜひ、持ち帰って頂きたいなと思います。