【五感に訴えかけるライティング】第一回:心が生み出す波紋

こんにちは、tikoです。
今回から複数回にわたり、「五感に訴えかけるライティング」について解説していきたいと思います。
ネットで自分のブランドを立ち上げる上で、伝わる文章を書くための能力、
「ライティング」は必須の能力です。
自分の考えや想い、皮膚の上でひりつくような「感覚」をコトバに変換する力、
適切に順序、構成を決めて流れを組み立て、ドラマチックなストーリーを展開する力、
アーティストのように感性に訴えかける「ワードチョイス」「フレーズアレンジ」で文章をデザインする力、
これらすべて、ライティングと総称されるものです。
仮に文章で勝負をしなくても、動画や音声などで構成を練るためにプロットは必要になってきます。
ライティングはわたしたちがビジネスを行う上で、もっとも基本的で、
かつ普遍的なスキルであるといえます。
人を相手にしていくために、これだけは避けては通れない、「原点」かつ「頂点」のスキルです。
ネットに限らずビジネスを行う生き方というのは、このスキルを自分の最高の武器として、死ぬまで磨き続けるということだと個人的には考えています。
こう書くと、ちょっと肩肘張ってしまうような気もしますが・・・これが、相当楽しいんです。
絵筆を走らせるように、自由に手を動かして、自分で言葉を選び取ってつくりあげた文章を、誰かに読んでもらえる。
そして、喜んでもらえる。
この嬉しさは、ぜひとも一度体験してみて欲しいです。
そして、もっともっとライティングを好きになって欲しいと思います。
ちょっと前置きが長くなってしまいましたが、ライティングをより自分の感覚に近づけて、五感に訴えかける文章を書き、濃いファンをつくる方法論を理解していただくことが、今回からの一連の記事の目的です。
ぜひ、楽しみながら読み進めていってほしいなと思います。
ステップ1:自分の感覚を文章に落とし込むには
わたしの講義の始まりはいつも同じです。
他ならぬ「あなた自身」が、すべての出発点です。
あなたは何かのコンテンツーーーyoutube、映画や漫画、小説、記事・・・などなど何でも構いませんが、何かによって心動かされた経験は無いでしょうか。
無いでしょうか、とお訊きしましたが、勿論ありますよね?笑・・
そして、「自分もこんなコンテンツをつくって、人を感動させたい!」と思ったのではないでしょうか。
もしくはメッセージ先行で、「伝えたいこと」が既にあって、それをどうすれば効果的に人に伝えられるかを考えている、
ライティングに興味を持つプロセスって、このどちらかだと思います。
その経験をよーく観察していくと、見えてくるものがあります。
それは何かといえば、
あなた自身
です。
どうして、あなたの心は感動したのか?
他の人の意見ではなく、他の誰でもないあなたの心はどうして揺れ動いたのか?
これをよーく観察するのです。
これが「あなただけの文章」をつくるのに非常に、非常に大切な視点なのです。
繰り返しになりますが、誰々がこう言っていたとか、そういうことではなく、
あなたの感性がどのように受け止め、それに対してどんな反応を示したのかということです。
ピンとこない方のためにちょっと解釈を広げると、
「誰々のこういう意見に深く共感した」というのでも、OKです。
まずは、あなた自身の心の動き方を出来る限り、正確にとらえること。
そのみずみずしい生命の反応をもとに、単語を選び、組み合わせ、文章を考えていくのです。
これがあなただけの「オリジナル」を磨いていくのにとても大切なこと。
感性を磨く、と言うとピンとくる方もいるかも知れませんが、磨くなんてもんじゃなく、
「研ぎ澄ます」のです。
集中して、耳を澄ませるのです。
最初はあまり聞こえてこないものですが、練習を積めば積むほどにわかるようになります。
これがまずできないと、自分の心の動き方を正確につかめません。
つかめなければ、真に心から訴えかけるような気迫は出てきませんし、
それをうまく「刺さる」言葉に置き換える作業も、ぼんやりとしてしまいます。
結果、あまり伝わらない文章になってしまう。
もちろん、膨大なイメージを写し取る言葉の受け皿、ボキャブラリーは多いことに越したことはないし、
それを並び替えるセンスのようなものは、あるに越したことはありません。
しかし!そんなものはあとからいくらでも伸ばすことができます。
むしろ、自分の心の動きを深く知ることで、それを写し取る言葉を自然に探し求めるようになりますし、
試行錯誤を繰り返すことによって、センスも磨かれていきます。
でも、
自分の心のことは誰かに聞いても、そうそう教えてくれるものじゃありません。
ですから何よりも大切なのは、あなた「固有」の受け止め方、心の動き、感じ方なのです。
まずはそれを認識して、自己の内側に意識を向けていくこと。
ライティングに限らず・・・いや、
ライティングも他のあらゆるものごとと同様に、あなた自身がスタートであり、ゴールでもあるのです。
内観、セルフイメージ、フィルター・・・自己をあらゆる方面から観察しつくしていきましょう。
次回は、ゲームのように自分の感覚をタイプで分類する方法についてお話していきます。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません