神話の法則をビジネスに活かすために足りない、ただ一つの視点

こんにちは、tikoです。
今回は、神話の法則に足りない、たった一つの視点についてお話していきたいと思います。
神話の法則といえばストーリーテリングの基本で、人が心を動かされやすいストーリーラインを概念抽出し、テンプレート化したものです。
基本的な内容になりますので説明はいらないかと思いますが、もう一度おさらいをしておきたい、もしくは「何それ?」という状況であれば、下の記事に詳しくまとめていますので、読んでおいてくださいね。
神話の法則においては、人が本能的に魅力を感じるストーリーの公式に当てはめて文章構成すれば、例えば
・自己紹介記事
・ステップメール
などのコンテンツを、あなたらしく魅力的なものにできるというお話をしました。
はるか昔から人を団結させ、国をも形成してきたストーリーの力をきちんと理解して行使することができれば、あなたに熱狂的な価値を感じてくれる人を集めることも可能になります。
しかしですよ。
まずは目に止めてもらうこと、読みはじめてもらうことができなければ、その力は真価を発揮しません。
ここには一つの視点が欠けています。
「見つけ出してもらうこと」という視点が。
有名な4つの壁で言うなら、Not Read(読まない)の壁を乗り越えるための視点ですね。
本記事ではそれについて解説していきます。
この視点をもとに、これを意識すると神話の法則をさらに強化し、もっともっと強力なストーリーを作り上げていきましょう。
スリーアクト(三幕構成)の前段階
神話の法則を構成している、三幕構成と12のステージ。
第一幕が始まるまでに、強烈な興味を掻き立てるストーリー構成とは・・・
冒頭に、物語全体の中でもハイライトにあたる部分を簡潔に描く
ことです。
映画でも漫画でも、何でもそうだと思いますが、なんの前情報もなく、その作品を通して見るために購入にまで踏み切ることがあるでしょうか?
映画であれば、CMやトレイラーなどでその内容をかんたんに見てから、
「あっ、これ面白そうだな」
という感覚が事前にあって、その映画を見に来るものだと思います。
漫画だったら、パラっとめくった最初の数ページで、インパクトのある始まり方をしていたりして。
これは「つかみ」だったり「ティザー」と呼ばれる部分になります。
瞬間的に、見る人の興味を掻き立てるための装置。
少なくとも、映画のポスターや漫画の表紙を見て、中身を見るかどうかを決めているはずです。
つまり、一番最初に目にする部分である、
コンテンツのタイトル
及び
コンテンツの最初の最初の部分
には、少なからずこうした「つかみ」「ティザー」的な要素を入れることで、まずは冒頭で強く惹きつけ、とりあえず読み始めてもらうことにとどまらず、
勢いを持って、物語に引き込んでいくこと
が、可能となります。
これが神話の法則に決定的に足りていない要素です。
ビジネスにはスピードが求められる(今更?)
わたしの世代などはテレビに慣れ親しんできた世代ですので、テレビのお家芸的な手法である、
「チャンネルはそのまま!」
「続きはCMのあと!」
という言葉には、もう飽き飽きしています。
最近のyoutubeのトレンドもそうですが、
まずは結論(ハイライト)が先で、それがどうやって展開/帰結するのかを見たい
という考え方は年々強まっています。
わたしたちは日々膨大な情報の海に晒されていて、それをすべて消化することはできず、
最初の短い時間(いわばパッと見)で、その先を読むか読まないかを瞬間的に判断しています。
そういった背景を踏まえても、ティザー的な視点は今後さらに重要になってくると思われます。
いかに速く、ブランディングするか。
いかにスピーディに、魅力を感じてもらえるか。
もう「早く」ですらない。
それこそ1秒でも「速く」、魅せなければならない時代は始まっているのです。
スピード感、意識していますか?
走りながら、考えていきましょうね!
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