あなたのRPGーー過去のダンジョンで「だいじなもの」を探してみよう

こんにちは、tikoです。
今回は心の内面にスポットを当てたお話で、「あなたのRPG」と表現しています。
私は、求めるものは常にその人の心の中にこそ存在すると思っていて、ただその考え方はとても観念的なので、何とか他のわかりやすい言葉で理解しやすいものがないかを日々探しています。
今回の「あなたRPG」のお話で、自分を振り返ることの意味と、それによるあなたの「だいじなもの」を見つけられる一助になればいいなと、願ってやみません。
ぜひ、リラックスしながら読み進めて頂けると幸いです。
誰の心の中にも、魔王と勇者がいる
あなたはこれまでの人生という冒険を、紆余曲折を経てここまでたどりついたはずです。
そんなあなたのRPGには、あなたの個性がそれぞれ現れた「パーティ」があります。
ちょっと短気だけど力強くて頼れる戦士もいれば、口下手で奥手だけど穏やかで優しい僧侶、お調子者でムードメーカーの笑わせ師もいるでしょう。
酒場には、もっと個性豊かなキャラクターがたくさん待機していて、場面に応じてパーティの内容を変化させたりします。
そしてパーティのリーダーたる勇者がいて、それは素のあなたに一番近いキャラクターです。勇者によってパーティは統率され、時には内部衝突を繰り返しながらも、幾多のダンジョンをくぐり抜け、レベルアップしてきました。
しかし、あなたRPGの登場人物はそれだけではありません。小さいけど数が多いと厄介なザコ敵がいる。狡猾な敵国の王子もいる。
そして、まだその姿を見ない魔王も、やはり同様に存在します。
それぞれを象徴するもの
勇者と魔王の象徴するイメージは、わたしの中ではこんな感じです。
勇者の象徴するもの…希望、蛮勇、現在など
魔王の象徴するもの…終結、畏怖、過去/未来など
このイメージは微妙に人によって違うかも知れません。でも、対をなしているこの二人は、時間軸上は現在に対しての、過去と未来の関係なのだと思っています。
未来はどこまで行っても未知のものですが、過去もまた自分にとってはまだまだ知らないことが沢山あります。
予想と回想の差で、より具体的なものとして、過去はよりネタをすくい上げるのに適しています。
自分の過去のRPGを、今の自分のレンズを通して見ることで新しい発見になりますし、フワッと(=抽象化して)考えるだけでオリジナルノウハウやマインド、コンテンツとなる。
取り忘れた宝箱のように、自分の軌跡には貴重な材料がザックザク残っているものです。
レンズが変われば、見えてくるものも変わります。もしかしたら最後のカギでしか開けられない物語も、過去に隠れているかも知れません。
触れたくない過去のように、ダメージ床に囲まれたダンジョンは、あえてもう一度行くこともないかも知れませんが・・・
あなたの着想のもとになれば幸いです。
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