成功の裏に欲望あり。「欲望」と「成功」のカンケイ

こんにちは、tikoです。
今回は「欲望」と「成功」についてのお話をしていきたいと思います。
いっけん相反する関係にあるように感じるこの2つですが、実は深いつながりを持っているのです。
欲望と成功のふたつが持つイメージと背反性
あなたの欲・・・はなんでしょうか?
イキナリな質問でちょっとドキッとされましたでしょうか。
この2つのキーワードは、コインの「表」と「裏」のような二面性を感じさせます。
そのはざまにあるのは、人によっていろいろかとは思いますが、
・自分の「内側にあるもの」と「外側にあるもの」
・「private」と「official」
・「後ろめたいこと」「胸を張れること」
・「個人的なもの」と「対外的なもの」
・・・以上のようなものを私はすぐに思い浮かべました。
成功しよう!ということは声高に叫ばれていますが、欲望を満たそう!というようなことはあまり大きな声で言われないですよね。(最近は後者の方も、逆張り的な視点から言われることも増えてきましたが)
何故でしょう?
そこには「欲望」というワードが発する、きわめてプライベートな印象があるがゆえです。
わたしたち個人は誰しもがプライベートな欲望を持っていて、それを満たしたいという想いをおおっぴらにすることはしません。
その「けもの」はあなたの頭の中で厳しく律されていて、普段は大人しくしています。
社会性だったり、常識だったり、恐怖感だったりといったものが例えば、欲望を律する者たち、というわけです。
そんな多くの律する者たちがチェーンを持つ手を緩める、ほんの短い時間だけ彼らはすこし自由に動き回って、好きなことをします。
子どもを見ているとよくわかりますが、このけものは私たちが生を受けたら最初に寄り添うことになる、一番古参の仲間なんですね。
一番未熟だったころの自分を知っているからこそ、それをさらけ出すことには強い拒絶を感じることも多く、「恥ずかしい」「はしたない」という想いが付きまといます。
それに対して「成功」というワードは、いかにも輝かしく、誰もがうらやみ嫉妬さえしてしまうような、きらびやかな印象を持っていますね。
そこには他者の目が存在していて、まぶしくて人を夢中にさせてしまう魔力を帯びることもあれば、だれと比べて・・・自分なんて・・・という閉塞感に、ともすれば陥ってしまいそうな影もあります。
幸福である、という状態であれば自分の中だけでも完結し得ますが、成功しているという状態は、他者の存在なくしては、あまり引き合いに出されないことであるように思えます。
欲望と向き合い、成功を真っすぐに見据える
欲望は個人的なもので、その人だけのものです。それに対して、成功というのはわりあい社会的で、ときに個人をないがしろにするものです。
欲望を追い求めすぎてしまうと、あなた以外が。
成功を追い求めすぎてしまうと、外ならぬあなた自身が、満たされない思いを抱え続けることになってしまいかねません。
欲望を律して、押し留める姿を私は美しいと感じますが、まずはあなただけの欲としっかり向き合うところから始めてみてください。
成功は欲望とともに向かうべき場所であって、今あなたのいる地点と地続きであるべきです。
信頼関係で結ばれた騎馬と騎手のように、人馬一体でなくてはならない。
それからあなたにとっての成功を真っすぐに見据えると、そこに欲望はちゃんと同席した形になっているはずです。
少なくとも私がよく知る成功者たちは、決して自分自身の欲をないがしろにすることなく、すばらしい成果を挙げられている方ばかりです。
あなたもここから成功に向かうために、もう一度ゆったりと自問自答して見て下さい。
あなたの欲はなんでしょうか?
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