心が燃え上がったなら。その身を守り、火を支配下におくこと

こんにちは、tikoです。

今回は、心が燃え上がった時の注意点について、お話をしていきます。

このところコンテンツが苦めなものが続いていますが、今回もまた苦い内容です。

しかし、苦味を楽しめるのは「大人の特権」です。苦味の中にある独特な風味、重みやボディ感、アロマをぜひ感じながら、しっかりと味わい尽くしてください。

心に火がつく時

自分を変えるために、自己啓発書を読む方は多いでしょう。

そこには声に出して読みたくなるようなカッコいい言葉たちと、それを実践するためのノウハウがずらりと並べられています。

読み終わった時、あなたの臨場感は高まり、なんでもできるような気になっているかも知れません。「俺はやれる!」「私は変わった!」と、やる気の炎が赤々と燃え上がっているかも知れません・・・しかし。

しかし、です・・・それはあなたにとって何度目の決意でしょうか?

感情に火がついて、燃え上がるような決意を胸にたたえているときほど、注意が必要なのです。

思うことは脳内だけで完結してしまうので、そこには何も外的な刺激がありません。自分を「変わった」と感じることは、頭の中だけの出来事なのです。

燃えるような高揚感に、ひたりきってしまってはいけません。心の火は燃え上がりやすい反面、いとも簡単に失火もしてしまいます。

火の形を変えて保存する

では、どうしたらいいのかこれからお話していきます。

燃え上がった火を一気に凝縮させて、ランプに封入します。心の姿勢としては、はやる気持ちをぐっと抑えて冷静さを優位にさせる感じです。

封入した火は、ランプを通してほの温かく燃え続けます。身を焦がすことのない、じんわりとした温かさです。冷静だけれども、ふつふつと熱さが表に出てきてしまう、そんな感覚で感情をコントロールしましょう。

生の火は見た目は派手で熱量も大きいですが、大量の燃料が必要で、風にも弱く不安定です。ランプや炭、ガスコンロに着火した方が、効率よくエネルギーを取り出せますし、なにより長く燃やし続けることができます。

心が瞬間的に白熱して、燃え上がるような展開が私は大好きですし、そういう気持ちを共有し、熱くなれる方を常に探しています。その危うさも身をもってよく知っているつもりですし、それを否定もしません。

あなたの心が発火するのは、あなたの心が豊かなものである証拠だからです。

そして、燃え上がったからにはそのエネルギーを次なる燃焼の種火として、なるべく保存しておき、ここぞという時に有効に使えるように、日頃から心の火を制御する訓練をしておきましょう。