具体と抽象の行き来。エレベータには速さよりも、快適さが大切。

30/04/2019

こんにちは、tikoです。

ネットビジネスをやっていると必ず行き当たるのが、この「抽象と具体」問題です。

ここでは抽象と具体というのを一語で「抽具(ちゅうぐ)」として取り扱います。

この話自体が抽象的(フワっとしている)なのですが、今回はこれについてお話をしていきます。

抽象化は(思考訓練として)大切

「抽象化が大事」とよく言われるのですが、私はこれが一概に良いことだとは思えなくて、抽象化って物事をフワッとさせて透かして、位置的に高くなるイメージです。

視点が高くなるわけで、適用できるものごとは広がった視野にともなって広くなります。

ネットではあらゆるものを取り扱える可能性があるので、領域を横断するために高い視点を持つことは意味があることだと言えます。

ですが、話が抽象的すぎると、よく言われる「もっと具体的に説明して」という問題が発生してきますね。

高く舞える翼を手に入れたとしても、自分が大丈夫だからと言って、良かれと思って誰かを連れて行ったら、急な気圧の変化で頭痛やめまいがしたりしてしまって、かえって伝わらない場合があります。

うまく伝えることが第一目標なわけで、それならまずは相手を丁重に連れて行くための態勢を取ることが、より高く速く舞うことよりも先に重要になってくるでしょう。

自分の感覚を磨くだけなら、抽象化という思考訓練はどんどんやっていくべきだと思います。

具体化と再抽象化の速度調整

ではどんな風に相手に伝えるかと言ったら、まずは相手と同じ高さに合わせることが第一ですね。エレベーターを使って、地に足をつけて(相手の納得できる具体的な)説明をしていきましょう。

それから相手をエレベータに乗せて、再び上昇します。もしかすると視点の急な変化に、相手はおどろくかも知れません。そんなときはワンクッションおきます。

抽具の行き来のスキルはあくまで、相手にインパクトをもって深く伝えるためのテクニックですので、速度の調整を行って、戸惑いを与えないようなスピード感を意識しましょう。

そのときに、遅くなり過ぎても問題ですので、丁度よい、快適な速度というものに調節できるといいですね。

高いところの景色を見せてあげるには、気配りも忘れてはいけないということです。