自己分析の第一歩。誰でも簡単にできる、感情のプロファイリング

13/10/2019

こんにちは、tikoです。

今回は、誰でも簡単にできる、感情のプロファイリング手法についてお話していきます。

あなたのブランドをつくるために、

または、あなたのブランドを磨き上げていくために、あなた自身を分析することは必要不可欠。

でも自己分析って、本格的にやろうとするとかなり手間と時間がかかります(それでも、しっかりとやる価値は大いにありますが・・)。

なので、ここではその第一歩としての、手軽なノウハウについて共有できればと思います。

このノウハウは毎日の生活の中でもいつでも実践できるので、ぜひマスターして気楽に試してみて下さい。

強烈な負の感情ほど効果的、でも無理はしないこと

感情のプロファイリングということで、取り扱うのはあなたが抱いた「感情」になります。

普段、何気なく生きているだけでも、わたしたちは数多くの感情と出会い・・・

そしてその感情たちに支配されていると言っても過言ではありません。

しかし、あるひとつの同じ出来事に対して、ある人は快く思っても、別のある人はよく思わなかったりします。

これは一人ひとりが全く異なる存在であると同時に、そのとき抱く感情は、その人自身を物語る手がかりであることを示しています。

だから、感情を分析することでその人のことがわかるのです。

扱うあなたの感情はどういったものでも構わないのですが、ぜひチャレンジしてもらいたいのは、

「怒り」

もしくは「恐怖」

このどちらかの感情です。

これらは「その原因」が他の感情と比べて、ある程度明確なものとして突き止めやすいことと、

自分の大切なものが見えて来やすいということ等から、おすすめをしています。

ハンター×ハンターのミトさんも、

「その人を知りたければ、その人が何に対して怒りを感じるかを知れ」

と言った通り、より偽らざる本音が露見しやすいのがこの2つの感情なのです。

ですが、ここで注意点をひとつ。

心にある程度の余裕がなければ、これらを相手取るのには苦痛を伴う可能性があります。

なのでその場合は、「驚き」や「喜び」などの、もう少しマイルドなものにしてみて下さいね。

とはいえ、これは利点と表裏一体で、こういった強い負の感情を相手にして、冷静に観察することができれば、より正確に自分の感情をコントロールすることができるようになります。

「怒り」や「恐怖」を飼い慣らすことができるようになる。

こうした精神的成長が見込めるという観点からも推奨はしていますが、決して無理だけはしないようにして下さい。

段階を踏みつつじっくり対処したほうが良い、そんな種類のものもありますからね。

現在にフォーカスした自己分析手法

感情が動いたら、まずはその感情が何で構成されるのかを「なんとなく」でいいので言語化してみましょう。

なにか不快なものを見てしまったのなら、嫌悪+怒り。

サプライズプレゼントをもらったのなら、驚き+喜び。

それぞれの割合を推量して、一番ふさわしいキーワードに絞り込みましょう。

そして次に、「なぜ」その感情が湧き上がってきたのかを考えていきます。

これは最初はなかなか難しい作業です。

なぜならわたしたちは、長らく感情をただの情報として処理してきた経験が無いからです。

感情は感情のままで、次の行動の動機としてわたし達をドライブするだけ。

でも、この言語化は、わたし達がネットに存在していくために必要不可欠なスキルです。

感情を言葉におこすことができれば、逆に言葉を書いていくことで、読んだ人の感情を動かすことができるようになります。

コピーライティングの訓練と思って、感情を効果的に言葉に投影してみて下さい。

それは自分から自分に向けた個々のコア・メッセージが含まれていて、これを読み解いていけば最終的にはあなたが何を重要視していて、何を発信したいのかがわかります。

自己分析のポピュラーな手法である自己年表は過去にフォーカスした手法ですが、この感情のプロファイリングは

現在のあなたの考え方を、リアルタイムで浮き上がらせるのに適した手法

であるといえます。

自分の考えを正確に理解してはじめて、ブランドの方向性やマーケティング、

キャラクターメイキングなどの魅せ方に、より効果的な戦略性を持たせやすくなります。

ですから、まずは地に足をつけるという意味でも、この手法を習慣化して、日頃から自分の考え方を把握するということを行っていくと良いでしょう。

そうすることで、ブレない発信を積み重ねていき、あなたのブランドヒストリーをより重厚なものにしていきましょうね。