可処分精神の意味とは。所得でも時間でもなく精神、ココロを奪うビジネスへ。

02/10/2019

こんにちは、tikoです。

この記事では、可処分精神の話をしていきます。

わりと最近になって登場した言葉ですが、考え方は以前ご紹介したマインドシェアとほぼ同じです。

この可処分精神をどうやって獲得していくかというのが、これからのビジネスにおいて特に重要です。

わたしたち、情報発信ビジネスを行う者にとっては特に・・

ぜひ理解して、あなたのビジネスをより魅力あるものにして下さい。

可処分精神とは?

可処分精神とは、可処分時間をもじった新しいワードで、

人の心の中で、自由にできる領域

のことです。

可処分時間や可処分所得と同じように、精神(心)を有限な量であると捉え、

それを顧客からいかに獲得するか、という視点が、これからの情報発信ビジネスでは特に重要視されます。

心を奪われる、という言葉は昔からありますが、これを顧客の可処分精神シェアという目線で見れば、

シェアの奪い合いではなく、心の奪い合い

・・とさえ呼べてしまうような、そんな新たなビジネス視点が生まれてきているのです。

マインドシェアのお話は以前しましたが、マインドシェアの高い状態というのは、

「なんだか気になってしまう」

「どうしても期待(ワクワク)せずにはいられない」

という状態でしたね。

※マインドシェアについては、下記の記事も参考にしてみて下さい。

そんな状態であれば、顧客は自分の可処分精神の多くを投入して(入れ込んで)くれているといえます。

シェアの奪い合いはお金から時間へ、時間から心へ。

最初にちょっと触れましたが、ビジネスの歴史は、見ようによってはこの「可処分〇〇」の奪い合いの歴史であるとも言えます。

高度経済成長期には、「可処分所得」

そこから現在までは、「可処分時間」

さらに現在から未来にかけては、「可処分精神」が、それぞれ時代背景に応じて台頭してきています。

3つを順番に説明すると、

所得、つまり自分の持つお金の中で、どれくらい自由に使えるかという視点。

次に、自分の持つ時間の中で、どれくらい自由に費やせるのかという視点。

最後に、自分の精神や心の一部を、どれくらい投じることができるかという視点。

注目したいのは、この視点の移り変わりはどんなものであるか?というところです。

機能的価値から感情的価値に向かって、徐々に方向性を変えてきているのがおわかりでしょうか?

お金→時間→心と、右に行けば行くほど主観的で、その人にとって代替の利かないものになっていっています。

よりあやふやなものへ、と言ってもいいでしょうね。

心に比べて時間はまだ客観性あるものだし、お金はなおのこと、そうです。

これは人の価値観の遷移そのものです。

傾向として、有形なものよりも無形なものを。

物質としての「モノ」よりも、情報や体験としての「コト」を。

より重要視し、大切にする人が増えてきています。

今一番欲しいものは?若い世代に聞くと、「フォロワー数」という答えが飛び出るのが現在です。

より自己の内面に向かって、人の意識のベクトルが向かいつつある。

となれば、何が可処分精神を獲得していくか?と言ったら、

一人ひとり独自の、自分がもっとも大切に思う価値を呼び寄せてくれる、

また、その道筋を照らして、より自分らしくいさせてくれる、

それ・・に近づくことで、そんな思いを抱かせるもの、でしょう。

ちょっと抽象的ですが、今現在人気を博している発信者は、例外なくこの空気感を持っています。

それはかつては芸能人だったり、TVなどのマスメディアの力を使える者にのみ宿っていたものでしたが、

個人が発信力を得た現在では、誰しもがそんな存在になることが可能です。

しかも、ずっとずっと低予算で、

もっと大規模に、

かつ、強く求めている人に向けて、ピンポイントで。

まったく、10年前からしたら想像もつかない事態です。

やっぱり、今からでも始めないと、非常に勿体ない。

あなたも、わたしと一緒に「人の心をいかに魅せるか」の、個人ビジネスを進めていきませんか?