ブランディングとは何か?その本当の意味とは、人の心に、世界に変容をもたらしていくもの・・

こんにちは、tikoです。
この記事では、いよいよブランディングの概論についてご説明していきます。
これまで複数記事に渡って、価値の提供について学んで来られたあなたであれば、ブランディングという概念についても、すっきりと理解して頂けると思います。
価値提供や価値の内容についての記事を読んでいない場合は、先に少し前の記事を読んでおくことをおすすめします。
ブランディングとは、ブランドを築き上げること。
築くのは、あなたのコンテンツを受け取った方の心の中になります。
今この時代において人が情報に感じるモノ
情報の洪水にさらされている現代人は、ちょっとやそっとのことで深い価値を提供されたという感覚を持ったりしません。
あなたにも経験があるでしょうが、何もしなくても洪水のように凄まじい量の情報が日夜、飛び込んできますよね。
それはまさに濁流で、フィルタリングが必要です。しかも手を変え品を変え、脳に滑り込むように入ってこようとする刺激的な情報がたくさんあるときています。
センセーショナルに五感を刺激して、根こそぎ関心を奪っていくような、濃いめの味付けで中毒性も高い、ジャンクフードのような情報たちです。
ここではそれらを悪だと言ったり、社会問題として提起するつもりはなく、求めている人にどうやって価値を感じてもらい、高めてもらうかという「ブランディングの起こり」の話をするために、いまの状況を説明しています。
彼らは情報の発信元が誰であり、どんな考えを持った人かなんてほとんど着目していません。
これはある程度自然なもので、本能的な防御反応として、目と耳を意識的に閉じた結果こうなってくるので価値に対する受信感度も低いですし、
それを自分の中に展開する想像力にも乏しくなる傾向にあります。
そんな状況にあって、それでも人は無意識に違和感を感じていて、
「フレッシュ」で「ジューシー」な情報
を求めて検索をかけます。
そこでときおり偶然に出会うのが、情熱を持ってつくられた良質なコンテンツです。まるで、太陽の光をたっぷりと浴び、水滴がついてきらきらと輝いているリンゴのように・・
圧倒性とも呼ばれていますが、熱量のこもったコンテンツからはその熱が伝播し、それを受けた人の心を震わせ熱くします。
「なんだか、いつもと違うぞ」
「これはすばらしい記事だな・・・いったい誰が作ってくれたんだろう?」
私にも経験がありますが、同じ人の違うコンテンツも試してみたい、そんな興味を掻き立てるインパクト、つまり価値を感じるのです。
そのようなあなた固有の価値を、味わいを、繰り返し提供していくことが大切です。
ブランドが作られ始めるのはどの時点か
ブランドが作られるには「繰り返し」というのが非常に重要なところです。
1回や2回のインパクトで、人の心の中にあなたブランドは通常確立されません。最低でも5回以上・・・10回、20回と繰り返し価値を感じてもらってこそ、強固なブランドというのはその人の心の中に揺らぐことなく打ち立てられるのです。
その人が感じるブランドは、その人の価値観ベースの固有のもので、いわばあなたとの関係性そのものです。ブランドを建物に例えるなら、施工方法も土地条件も、その人固有のものとなるでしょう。
ですが、人がブランドを感じうるのに必要なことはいつも同じで、繰り返しの価値提供です。
リアルでの人付き合いを想像してみてほしいのですが、一度会って話をしただけの人に、好感を持つことはあっても、深い信頼感や安心感、あこがれを瞬間的に抱くでしょうか。
そこに至るまでには、ある程度の接触回数と時間が必要ですよね。人の心は、そんなに瞬間的に変わってしまうものではないと思います。
これをネット上にアップしたコンテンツによって実現してゆくのが、ブランディングです。
コンテンツの力で、人の心に変容をもたらしていく。そんな力を持ったコンテンツ作りをしていく・・・この繰り返しです。
そのためには、「機能的価値の提供」が、まずはイメージしやすいかと思います。
でもそれだけではダメで、感情的価値も伴って初めて、あなたのブランドはいきいきと形作られていきます。
淡々と、繰り返し価値提供していく。その姿勢こそが、ブランド構築への第一歩となるのです。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません